最後の「光GENJI」公演に

 その“年長組”とは、元「光GENJI」の内海光司と佐藤アツヒロ。1995年の解散後、諸星和己をはじめとしたメンバー5人が退所した一方で、残り続けているのが内海と佐藤だ。ソロ活動は舞台やドラマ出演が中心となり、最近では揃ってバラエティー番組で見かけることも増えた。

 2020年12月にはクリスマスイベントを開催し、ローラースケートを履いて『ガラスの十代』ほかヒット曲を披露して、2人で光GENJIを再現。今年も12月24日、25日に公演を控えているのだが、「もしかしたら、最後の公演になるかも」とは前出の芸能プロマネージャー。

「内海くんは53歳で、佐藤くんも48歳とすっかりアラフィフ。アイドルとして独身を貫いてきた2人は“レジェンド”として、SMAPやTOKIO、嵐ら後輩グループの手本にもなってきました。しかし、岡本くんを含めた年長組にとって大きな転機となったのが、恩人であるジャニー喜多川さんとメリー喜多川さんの他界です。

 かつて、デビュー前にお母さんを亡くして憔悴する岡本くんら家族に代わって、一晩寝ずに線香の番をかって出たのがジャニーさんだと言います。

 彼らにとってジャニーズとは喜多川姉弟であり、2人が旅立ったとあればそれぞれ“巣立ち”を考えるのは自然な成り行きなのかもしれません」

 今年1月、岡本は雑誌のインタビューで舞台への心構えとして《自分で作ったものを自分で壊せる人じゃないとダメだんですよ。それを教えてくれたのはジャニーさんです》と語っていた。

 まずは応援してくれるファンのためにも、今年も光GENJIを精一杯見せてほしい。