病院で1440円節約》「平日昼間」以外は高くつく! 『22時以降や日祝は病院局に行かない』

 急病でもないのに都合がいいからと、夜間や休日に病院にかかることを“コンビニ受診”という。気軽に行く人がいるが、これらの受診には特別料金が加算される。

 例えば深夜の初診なら、平日昼間だと約860円のところが1440円増の約2300円に。2.5倍以上の金額を払うことになるのだ。さらに局でも、1.4~2倍の別料金がかかる。

 夜間や休日の医療は救急のためにあるものと考え、病院にはできるだけ日中にかかるようにしたい。

「ただし、急を要する場合は無理せず受診を。判断に迷ったら、救急安心センター事業(#7119)などに相談もできます」

◆深夜、休日の受診にはこんなにお金がかかる!
 深夜(22〜6時)

  初診料 1440円アップ!
  再診料 1260円アップ!

 休日(日曜・祝日・年末年始)
  初診料 750円アップ!
  再診料 570円アップ!

病院で1290円節約》初診料と検査料を何度もとられる! 『“はしご受診”はしない』

 同じ病気やケガで、複数の病院を渡り歩く“はしご受診”。自分に都合のいい診断結果を求めて、新たな病院を受診し続けるのは、金銭的にも身体的にもデメリットが大きい。

 通常1回目の診察では初診料がかかり、2回目以降は初診料の約4分の1の再診料ですむ。その差額は645円。はしご受診をすると毎回その金額を余計に払うことになり、例えば3回なら差額は1290円になる。

複数の医師の診断が欲しいときは「セカンドオピニオン」制度を活用する ※画像はイメージです
複数の医師の診断が欲しいときは「セカンドオピニオン」制度を活用する ※画像はイメージです
【イラストで確認!】医療費の節約行動は?

「はしご受診をすると、前の病院と同じような検査を繰り返し受けることになり、医療費の無駄につながります。も重複しがちなので、身体への負担も心配です」

 勘違いされがちだが、はしご受診はセカンドオピニオンとはまったくの別物。セカンドオピニオンを利用したいときは、主治医にその旨を伝え、紹介状や検査結果を提供してもらおう。紹介状には保険が適用され1500円で作成してもらえる。セカンドオピニオンでは同じような検査やの処方が繰り返されることがないため、はしご受診と比べてグンと安くなる。

薬にかかる費用を節約!

局で80円節約局選びで値段が変わる! 『“門前局”を利用する』

代は全国一律ですが、局で払うお金は局の立地や規模によって違いがあります。おすすめは病院のそばにあるいわゆる門前局。中でも処方箋を多く扱うチェーン店を選ぶといいですよ」

“家に近い薬局”で損することも ※画像はイメージです
“家に近い薬局”で損することも ※画像はイメージです

 門前局は近くの病院でどんなが出されるかを把握しているので、処方されるがそろっているのも強みだ。

 局で払う調剤基本料は、地域貢献度などの加算があるので一概にはいえないが、主に大手チェーン店の門前局なら約50~60円、個人経営の門前局は約80円、病院から離れた場所にある個人経営の局は約130円と差がある。しっかり選びたい。

局代は「病院から離れる」と基本料金が高くなる!  病院の近くの局:50~80円  病院から離れている局:130円