和歌に思いを込めるのが“川嶋流”

「少し間違えてかなりの高さから落ちても、幸いにして、下に鋭利な石などがあることもなく、多少の痛さですむような墜落でした。それも含めて懐かしい思い出です」

 盛り上がること30分。川嶋さんから予想外の提案が。

「取材ではないお手紙であれば、封を開けられます。木登りについての和歌を書いてくだされば、よろこんでご連絡申し上げたいと思います。どういう景色が好きで、その景色について“こんな和歌を詠んだ”“こんな景色が見たい”でもよろしいです」

 思いを伝える手段は和歌─。それが紀子さまを育てられた“川嶋家流”なのかもしれない。

《竹籠に熟るる黄色の花梨の実 あまき香りは身に沁みとほる》

 今年3月の『歌会始の儀』に出席された紀子さまが披露されたのが、この和歌。

「竹籠の中の熟れたカリンの実について詠まれていますが、カリンの花言葉は“唯一の恋”“努力”“可能性”。実をつけるのは10月から11月にかけてです。

 これは偶然とは思えません。紀子さまは《竹籠》を皇室に、《花梨》を眞子さまにたとえられたのでは。唯一の恋を叶えるべく、努力される姿を見た紀子さまは、カリンが実をつける今秋、娘の意思を尊重して結婚を認める……。そんなお気持ちを和歌に託されていたのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)

 カリンが熟れる季節を迎え、眞子さんは結婚された。川嶋教授も天国で、秋篠宮ご一家や小室夫婦の幸せを祈り、これからもずっと見守り続けることだろう––。