当日お召しになる白いドレスは新調されます。襟元がつまったタイプの『ローブモンタント』というもので、初めて公式にお召しになるようです。

 ドレスが出来上がった際に身にまとわれた愛子さまは、鏡に映ったご自分の姿をご覧になり、はにかまれていたそうです。そのお姿をご覧になった両陛下も、改めてわが子の成長を感じたことで、溢れんばかりの笑顔を見せられていました」(前出・侍従職関係者)

眞子さんの件を踏まえたご回答

 天皇家のご長女の晴れの舞台を拝見する日が待ち遠しいが、なぜ記者会見の日取りがお誕生日よりも1か月以上も先延ばしになったのだろうか。

「1つには、雅子さま愛子さまの会見を“完璧にプロデュースしたい”というご意向が影響しています。愛子さまは初めて記者と問答されるため、事前に提出された質問やその場でアドリブで答えなければならない関連質問への対策が必要となります。

 そういったご回答の内容や、会見場での立ち振る舞いなどをしっかりと準備したいというご意向が、雅子さまにおありとのこと。近年の皇后陛下は、公務や宮中祭祀にお出ましになる機会が増えてお元気になられた印象がありますが、現在も変わらず『適応障害』の療養中です。ご病気とうまく付き合いながら、皇后陛下としての役目を果たされている状況なのです。

 今回に関しても、雅子さまのご体調に無理がない範囲で愛子さまの会見内容に関する準備を進めていくため、1か月ほどの準備期間を設けたそうです」(前出・宮内庁関係者)

『全国豊かな海づくり大会』にオンラインで出席される天皇・皇后両陛下('21年10月)
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 会見日が先延ばしになったもう1つの理由は、秋篠宮さまのお誕生日も大きく影響しているようだ。

「11月30日に公となる、秋篠宮さまがお誕生日に際して行う記者会見で語られた内容を考慮せざるを得ない事情があるのです。今年も殿下は、眞子さんの結婚騒動に関する質問を記者から問われる見通しです。さらには、皇位継承についてや、皇族の減少による公務の担い手が減少しているという話題がのぼることも考えられます。

 愛子さまは過去の女性皇族と同様に、結婚観や理想の男性像を問われるのは間違いない。その質問には、やはり眞子さんの件を念頭に置いてお答えになるでしょう。加えて、女性天皇や女性宮家が取り沙汰されている現状に対する回答は、かなり慎重にならざるを得ない。そういった“難問”に対して、秋篠宮さまの会見内容を踏まえてご回答を考える時間として、1か月を要するというのは妥当だと思います」(同・前)

 成年をお迎えになる愛子さまは、ご自身が抱かれているお気持ちをどのように国民へお伝えするのだろうかーー。