原材料名をチェックすると…市販のおつまみにとお酒には添加物がたくさん
原材料名をチェックすると…市販のおつまみにとお酒には添加物がたくさん
【写真図】人気のおつまみ、ストロング系チューハイには“人工物”“発がん性物質”が含まれる

 要注意なのはおつまみだけではない。人気の缶チューハイも問題ありだ。いま流行りのストロング缶は9%とアルコール度数が高いのに口当たりがよく、つい飲みすぎてしまうため、アルコール依存症が心配されているが、注意すべき点はほかにもある。

 ある大手メーカーの実際の缶チューハイの原材料表示を見てみよう。酸味料、香料、甘味料、ビタミンC、黄色4号とあるのは、すべて添加物。お酒にこれだけの添加物が入っていることを知らない人も多いのではないだろうか。

「天然由来と勘違いしてしまいがちなビタミンCの正体は実はアスコルビン酸という添加物です。アスコルビン酸が入ったこの缶チューハイを飲みながら、例えば韓国土産のキムチを食べたりすると実に危ない。というのも、アスコルビン酸は安息香酸ナトリウムというキムチに含まれている添加物と同時に摂取すると体内でベンゼンが発生し、めまいや吐き気という健康被害がドイツで報告されているのです」

原材料がわからない海外土産

 安息香酸ナトリウムは日本国内ではマーガリンなどの一部の食品にしか使用が認められていないが、韓国ではキムチなどにも認められている。

「韓国で作られたキムチや大根の酢漬けに多量に使われているのが発見され、日本で回収に至ったということもありました。お土産にもらっても、原材料表示が読めなければ避けることもできない。喜んで食べている場合ではありません」

 いくら添加物や原材料の安全性が疑問視されても、添加物の使用基準はなかなか変わらない。なぜなのか。

「添加物を減らして製造、流通させるには、どうしても多くの手間とコストがかかります。それより、添加物を多用して安い材料でも簡単にうまみを出し、長期保存できる商品を作ったほうがもうかるわけです。良心的な食品メーカーもありますが、大手メーカーをはじめ市場の主流がそうだから、変わるのは難しい」

 では、安心して家飲みを楽しむにはどういった工夫が有効なのだろう。

「まず、調理ずみのものを避け、できるだけ素材の原形に近いものを選ぶこと。たとえば落花生や枝豆など。豆腐を買ってきてシンプルな冷ややっこにするのもおすすめ。これなら添加物が入る余地が少ない。出来合いのおつまみでお酒を楽しむときは、食べすぎない、飲みすぎないことも大切です」

 無添加の食品は高価だし、すべて手作りするのはめんどうなものだ。だが、安くて便利とばかりに、なんの疑問も持たずに食べ続けると思わぬ健康リスクがあるかもしれない。数ある市販のおつまみの中から上手に選んで、家飲みを長く楽しみたいものだ。