警察から携帯の提出を命令される

 映画の撮影現場で誤射事件を起こしたアレック・ボールドウィン(63)に対し、携帯電話を提出するよう捜索令状が出された。事件が起きて以来、警察がボールドウィンに求めてきたことだが、応じなかったため、強い手段に出たもよう。

 警察は、彼の携帯に事件の手がかりがあるかもしれないと見ているようである。アレックは、自分が構えた小道具の銃から実弾が飛び出し、目の前にいた撮影監督ハリナ・ハッチンスを死亡させて以来、つらい日々を送っている。

 捜査の主な焦点は、経験が浅い24歳の武器担当者と、アレックに問題の銃を手渡した助監督に当たっているが、プロデューサーであり当事者でもあるアレックも当然対象だ。現場にいたクルー2人が別々に起こした精神的被害を訴える民事裁判でも、アレックは被告の1人として名を挙げられている。

●アレック・ボールドウィン
 ニューヨーク州出身。『The Cooler』でオスカー助演男優部門にノミネート。トランプを風刺するパロディーでも人気を集めた。子どもは最初の妻との間に1人、現在の妻との間に6人。