ヤセ朝食で太りにくい体質に

 食物繊維は水溶性と不溶性、2種類合わせて1日20g前後とるのが理想的なので、朝食で5~10gはとりたいところ。

朝食を食べていても、野菜ジュースで野菜をとったつもりになっていたり、美容にいいとフルーツをたくさん食べたりしているのなら逆効果。これらには内臓脂肪を増やす果糖が入っています。確実にやせるには、太るメカニズムをしっかりと理解し、それにのっとった方法を実践すること。このヤセ朝食は太りにくい体質に改善されるので、リバウンドもありません。僕もこの方法で20Kgダウンに成功しましたよ」

 いまから始めれば春までにはきっと結果が出るはず。さあ、トライあるのみ!

【要注意】こんな食べ方&食べ物は太る! ・忙しくて朝食を抜くことが多い
 空腹のあとの食後は血糖値が急上昇する

・野菜は野菜ジュースでとる
 不溶性食物繊維はないに等しく、添加物の果糖がたっぷり

・菓子パンやおにぎりだけの食事がある
 ほぼ糖質なので血糖値の急上昇は避けられない

・朝はフルーツとヨーグルトをたっぷり
 フルーツには果糖もそれなりに入っている

・フレーバーつきのミネラルウォーターをよく飲む
 甘味は添加物のブドウ糖果糖液糖。血糖値を急上昇させる

●ヤセ朝食の3条件
【原則1】食物繊維をたっぷり!(5~10g以上)
【原則2】タンパク質をしっかり!(10~20g以上)
【原則3】糖質は適度に!(30~50g)

《パン食》
・全粒粉パン
→白い食パンよりは食物繊維が豊富なこちらをチョイスして
・ほうれん草と玉ねぎのチーズオムレツ
→スキレットで野菜を炒めたら卵液を回しかけ、チーズをのせて仕上げの加熱はオーブントースターで。野菜はなんでも応用が効く

「ほうれん草と玉ねぎのチーズオムレツ」と「全粒粉パン」 イラスト/陶山みづほ
「ほうれん草と玉ねぎのチーズオムレツ」と「全粒粉パン」 イラスト/陶山みづほ
【画像】医師オススメのヤセ朝食、和食&洋食を紹介ほか

〜ほかにもこんなメニューで〜

・ミネストローネ……材料と作り方(2人分)
(1)にんじん、セロリ各1/4本、玉ねぎ1/4個、ベーコン1枚は1cm角に切る。
(2)鍋にオリーブオイルを熱し、(1)を炒めたら、トマト水煮缶半分、水1/2カップ、顆粒コンソメ小さじ1を加える。煮立ったら弱火で5分煮る。
(3)塩・こしょうで味を調える。

ミネストローネ イラスト/陶山みづほ
ミネストローネ イラスト/陶山みづほ

・キャベツの巣ごもり卵……材料と作り方(1人分)
(1)キャベツ3枚はせん切りにし、耐熱皿に盛って中央をくぼませ、卵を割り入れる。
(2)ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分半加熱し、塩と粗びきこしょうをふる。

キャベツの巣ごもり卵 イラスト/陶山みづほ
キャベツの巣ごもり卵 イラスト/陶山みづほ