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ー 南果歩『乙女オバさん』で明かす“家族の話”
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ー デビュー作が最高の適役、「持ってる人」南果歩

 南果歩(58)が本を出した。これまでの人生を振り返ったフォトエッセイ『乙女オバさん』だ。

 タイトルは彼女の造語で《夢見る頃を過ぎても、明日の自分に出会うために、夢を見続けることができる心を持っている人》のことだという。

南果歩『乙女オバさん』で明かす“家族の話”

 5日に行われたトーク&ライブでは『流行語大賞』について聞かれ「大賞はビッグボスなので無理」としながらも「ノミネートだけでもしていただけたらうれしい」と語った。

 とはいえ、本には深刻なエピソードも綴られている。2017年に乳がんを患い、その翌年、2度目の結婚相手だった渡辺謙(62)の不倫が報じられたときのつらさを告白。

《順序が逆で、心を病んだあとに、身体にダメージがあったならば、心も体も共倒れだったはずです》

 とまで書いている。しかし、全体的には明るい内容だ。なにせ、最初の夫は作家でミュージシャンの辻仁成(62)。夫婦で芥川賞受賞の吉報を喜び合った話が紹介されている。

 また、渡辺は出会ったときすでにハリウッドでも活躍する名優。そんな相手から、満月の下でプロポーズされたという。こんなに豪華なバツ2経験者は、なかなかいないのではないか。

 さらに、辻とのあいだにできた息子が辻のもうひとりの息子である「ハーフブラザー」に会いたいと言いだし、異母兄弟同士で仲よくなった話も。その後、辻とそのハーフブラザーが住むパリの家を母子で訪れ、4人で食事を楽しんだという。

 ちなみに、ハーフブラザーの母は中山美穂(51)だ。ついでにいえば、渡辺の妻だった時代は、(35)が義理の娘だったし、2015年から3年間は東出昌大(34)が義理の息子だった。