嫉妬で愛人の家を燃やし尽くした北条政子

北条政子を演じる小池栄子(C)NHK『鎌倉殿の13人』
北条政子を演じる小池栄子(C)NHK『鎌倉殿の13人』
【写真】カメラマンが最も怖いと言った「腹切りやぐら」

 小池栄子によってコミカルに演じられている北条政子だが、その嫉妬深さと鬼嫁ぶりは凄まじかったという。

「20日放送から登場した頼朝の愛妾・亀の前(江口のりこ)は、頼朝の寵愛を受け、最も政子から嫉妬を浴びた人物といわれています。

 政子の気性の荒さを表すエピソードとして語り草になっているのが“夫の浮気相手と家を丸ごと燃やした”というもの。殺されかけた亀はすんでのところで逃げ延びることに成功しましたが、死ぬまで政子を恐れ続けたといいます。

 さらに、頼朝と亀の浮気を政子に告げ口したのは牧の方(宮沢りえ演じるりく)だというから、女同士のドロドロも垣間見えますよね」(前出・歴史研究家)

 八重姫から頼朝を略奪し、浮気相手は殺害しようとする政子がいちばん怖い!

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平安、鎌倉時代は生き霊や霊の存在が今よりも信じられていたともいわれています。そのため、怪談話につながる逸話が多いのではないかと思います」(同・前)

 ドラマ内でも、しばしば後白河法皇(西田敏行)が生き霊となって頼朝のところに現れる描写がある。

 今後どう描かれていくのか気になる中、新たなキャストとして義時(小栗旬)の息子・泰時役に坂口健太郎が発表された。

 今後も「あっと驚くキャストが控えている」と番組側が発表している。静御前や源実朝などの人気キャラは誰が演じるのか。

 今週からは義経(菅田将暉)が登場。後半は男たちの権力争いでドロドロの展開が予想される。残り7か月、三谷幸喜が贈る予測不能エンターテイメントはどんな鎌倉時代を魅せてくれるのか──。