《牛宮城の試食に来たラファエルにスーパーの肉を提供するドッキリ》とのタイトルで、宮迫が動画をアップしたのが1月13日。人気ユーチューバー・ラファエルに『牛宮城』の商品を試食させたのだが、実は価格帯600円ほどのスーパーの牛肉を提供するというドッキリを仕掛けたのだった。

「最近のスーパーの肉は安くて美味しい」とフォローも入れていた宮迫だったが、間も無く“スーパーの肉をバカにしてる、失礼すぎる”、また自ら食品偽装するかのような動画に“飲食店にあるまじきドッキリ”などのコメントで炎上

「芸人としては“アリ”だったのでしょうが、仮にも店舗でお客さんを欺くような行為は飲食店責任者としては完全にアウト。『牛宮城』HPを拝見しましたが、“トレーサビリティー”について何ら触れられていないことも余計に心配にさせられます」(前出・フードライター)

HPに個体識別番号の表示がない

【牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法】、通所“牛肉トレーサビリティ法”が施行されたのが2003年。和牛や交雑牛を含めた国産牛を販売等するにあたり個体識別番号の表示化を義務付けるもので、消費者は牛肉の飼育者や飼育地の情報をインターネットで確認できるようになったものだ。

 この「個体識別番号」だが、昨年末にすき焼き用牛肉を販売、完売した『牛宮城 オンラインストア』では確認できるものの、新しく開設された実店舗の『牛宮城』公式HPにはどこにも記されていない(3月4日時点)。

「高級焼き肉店や大手チェーン店を含めて、全国にある多くの焼き肉店が、農林水産省が認可する『全国焼肉協会』に加盟しているのですが、正会員は各HP上にて個体識別番号の表示、または番号検索・照会サービスの情報を掲載しています。生産経緯がわかる、消費者にとって安心な牛肉であると言えます。

 会員一覧を確認したところ、協会に『牛宮城』の名前はありませんでした。もちろん加盟は強制ではなく、個体識別番号もHPに表記されていないだけで店舗で確認できるシステムかもしれません。ただ、高価格であるにもかかわらず、予約時に生産過程が確認できないのは消費者にとってやさしくはないのかも」(同・フードライター)

 一般のお客さんにも絶賛される焼き肉店になるか、果たしてーー。