初代メンバーだった右からともさかりえ、古尾谷雅人さん、堂本剛
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秘密2 “脇役”からメインどころに!“出世”タレント

《感慨深い気持ちと、初心にかえるような気持ちが入り混じり、今から撮影が楽しみです。過去の作品を見ながらも、自分なりの美雪像を作っていけたらと思っています》

 今回のヒロイン・七瀬美雪役を演じる上白石萌歌。公式サイトでのインタビューからも熱意を感じられるが、実は以前にも登場していた。

山田涼介さんが主演を務めた4代目シリーズの第1話で、金田一の後輩生徒として登場。犯人役として、確かな存在感を残しました。7年ぶりのカムバックは準主役としてですから、本人もうれしく思っていることでしょう」(テレビ誌ライター、以下同)

 松本潤主演の2代目シリーズの美雪役・鈴木杏も、実は初代にも出演している。

「犯人ではないものの、物語のカギを握る重要な役どころで登場。彼女も上白石さんと同じくメインキャストに“昇格”しました」

 現在は『平宮博重』の名で活動している成宮寛貴も、カムバックを果たしたひとり。

「2代目シリーズでは脇役で登場した後、4代目では金田一と対決する“犯罪プロデューサー”として物語にたびたび登場。視聴者の心に残るキャラクターを熱演しました」

 名俳優が、時を超えて複数の役を演じ分ける─そんな演出が見られるのも『金田一』の魅力なのかもしれない。

秘密3 出演者が振り返る最も過酷だった“事件”現場!

「撮影自体がハードでした。撮影の終了が深夜3時というのもよくあって、それでいて朝が早かったり。スタッフさんはもっと大変だったと思いますけど、とにかく1話1話を丁寧に作っていました」

 そう振り返るのは、初代でアイドルの速水玲香役で出演していた中山エミリ。

「視聴率がいいとスタッフさんが和菓子の『きんつば』を持ってきてくれたのがうれしかったのを覚えています(笑)」(中山)

 4代目で警視庁の刑事で剣持の部下役として出演していたのは、北京五輪で水泳の銅メダリストに輝いた宮下純一。タレントとして活躍中だが、テレビドラマの出演は、これが初めてで唯一だ。

「同じ刑事役の佐藤二朗さんとのシーンで、台本には佐藤さんが“はじめー!”と呼ぶと書いてあったのに、本番で“小僧ー!”って。僕は佐藤さんが間違えたのかと思って流れを止めてしまったんですが、それがアドリブで(笑)。そういうのがわからずに、恥ずかしい思いをしました」

 前出の佐野にとって、とにかく過酷と感じたのは“プレッシャー”だったという。

「謎解きのシーンは、とにかく長ゼリフ。剛はドラマ以外でも忙しいのに、ちゃんとセリフを覚えていました。剛の後に僕のセリフがあるのですが、それがプレッシャーで(苦笑)。どこで言えばいいのか、わからなくなることも。剛の苦労を近くで見ているぶん、僕のたったひと言でNGが出たらと思うと……」

 それぞれが感じる過酷な現場を乗り越えて、ヒット作が生まれるのだ。