プリングルズの紳士たち

 はるきるさんの代表作。「『プリングルズ』の特徴的な顔に身体をつけようと考えました。“2、3頭身じゃ普通だな”と思ったので、あえて身体はすごくスタイリッシュに」

アルフォートの空飛ぶ船

アルフォートの空飛ぶ船(撮影/吉岡竜紀)
アルフォートの空飛ぶ船(撮影/吉岡竜紀)

「僕が最初にSNSに投稿した作品です。すごい反響をいただいたので、この制作スタイルでずっとやっていこうと思いました。僕の原点となる作品です」

デザイン構想に1週間実際の作業は2日くらい

「だいたい作品のアイデア出し&デザイン構想を練るのに1週間くらい。実際に手を動かして制作するのは1〜2日、長くても3日くらいです。使っている道具はハサミ、カッター、接着剤、定規。小学生が図工の時間に使うような道具しか使っていません。

 僕が大切にしているのは、元の箱のデザインや雰囲気を生かすこと。ブランドロゴなどは、作品の重要なポジションに持ってくるのがこだわりです。ぜひ“元の箱のココの部分が、ココになってるんだ!”という発見をしていただければと思います」

 展示された全作品、撮影OKというのも珍しい。

「SNSで僕のファンになってくれた方がすごく多いので。その方たちはたぶん、SNSに投稿したいだろうなと思いまして(笑)。あとお子さんに向けてのメッセージになりますが、この展覧会の帰りに“僕も工作したいから、お菓子買って!”と言えば、きっと親ごさんは買ってくれると思うので(笑)、ぜひチャレンジしてみてほしいなと思います」

 遊び心満載で、緻密かつサステナブル。きっと、親子で笑顔になれる―。

開催中! 空箱職人 はるきる展  Miracle PackageArt

空箱職人はるきるさん(撮影/吉岡竜紀)
空箱職人はるきるさん(撮影/吉岡竜紀)

そごう美術館(横浜そごう6階)、7月3日(日)まで。
約60点を展示。事前予約不要。一般1200円など