セルフレジの“お得さ”

 今後はより客側の作業の“省力化”だけでなく、“お得さ”も加わる。

「カートにPOS機能の付いたタブレットを載せ、お客様に商品をその場でスキャンしていただくことで、レジに並ぶ必要もなくスムーズなお会計を実現しています。たとえばある商品をスキャンすると、それに関連するお得なクーポンがお買い物中に発行されるなどの機能も搭載しています。また、お客様自身のスマホで商品の登録をしていただく形のものと両方開発を進めています

(完全)セルフレジの“難点”としては、消費者自身が商品のバーコードをスキャンし登録する“手間”が生まれたことだ。有人であれば商品スキャンは店員がやってくれた。この部分の進化は─。

「商品にタグを付けて一括でスキャンする方法もありますが、1点1点商品に直接タグを付けなければならないこと、またタグ自体が高価でありコストがかかってしまうのが現状といえます。弊社ではバーコードを読み取るのではなく、商品の“画像”を認識して登録処理する技術の開発を進めています」

 この技術の向上により、野菜や果物といった“ハダカ売り”の商品も判別・読み取りが可能となる。

「今年の展示会で、“画像認識のみ”で商品を判別、読み取るカートを出展しました。商品をカートに入れた際に商品を特定する技術です」

 レジが発明されたのは1879年のこと。それから140余年。次なる進化は─。