目次
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ー ムリせずダイエットを続けていくコツ
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ー BMAL1の活動が落ち着く時間帯を狙う

 ダイエットがしたいのに、「甘いものがやめられない」と悩んでいる方も多いかもしれない。しかしマイナス25kgのダイエットに成功したダイエット外来医師の工藤孝文氏は「甘いものをやめる必要はありません!」と断言。その理由を『午後3時に食べるだけダイエット やせるスイーツ』よりご紹介する。

ムリせずダイエットを続けていくコツ

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

「午後3時に食べるだけダイエット」では、スイーツの食べ方の3つのルールがあります。 ルールといっても「〇〇しなければならない」とか、「〇〇するべき」という制約のようなものではありません。ムリせずダイエットを続けていくためのコツ、のようなものと考えてください。

ルール1:午後3時にスイーツを食べる

 人間の体には「体内時計」の機能が備わっています。朝に起きて、また次の日の朝に起きるまで、体のさまざまな働きが規則正しく、スムーズにおこなわれるように、1日周期でリズムを刻んでいます。

 1日の中で見ると、午後3時ごろが、もっとも脂肪がつきにくい=太りにくい時間帯だということが科学的にわかっています。スイーツを食べるなら午後3時がベスト! それによって夕食までに血糖値が安定し、食への衝動が爆発しないので、食事の量も自然に減っていきます。これにはBMAL1(ビーマルワン)という遺伝子が関わっているからです。それについて、後ほど詳しくお話しします。

ルール2:コーヒーといっしょにスイーツを食べる

 コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれ、血糖値を上げにくくする作用があります。そのため、脂肪としてためにくくなるダイエット効果と、抗酸化作用によるアンチエイジングの2つの効果があります。つまり、スイーツとコーヒーは、やせ効果抜群の食べ合わせなのです。

ルール3:楽しみながらスイーツを味わう

 本来、食べることは楽しく、幸せなことです。自己否定や罪悪感、自己嫌悪などを持ちながら食べるのは、もったいないことだと思いませんか?

 とてもシンプルで本質的なことですが、スイーツを食べるときは、脳と心でじっくり味わいながら楽しんでください。五感を通して彩りや香り、甘みの中にある塩味(えんみ)などを堪能しましょう。ドカ食いでは味わえない喜びを感じます。その喜びこそが、幸せホルモン「セロトニン」が分泌されている証です。