“お妃選び”はすでに始まっている

 同年代と交流する機会を増やす中、来たる“お相手問題”に早くも関心が集まる。

悠仁さまの“お相手”になれば、国民の視線を常に浴びることになるのは間違いないでしょう。そのハードルを乗り越えてまで“未来の天皇”と恋愛できる方は、果たして存在するのか……」(宮内庁関係者)

 これまでも天皇となられる方のお相手選びは難航した。

「候補者が複数人いても、結婚の実現は容易(たやす)くありません。天皇陛下が雅子さまと結婚されたのは33歳のときでした」(小田部教授、以下同)

 弟宮で、皇位の継承とは縁遠かった秋篠宮さまは、学生時代に出会った紀子さまと自由恋愛をし、25歳でご結婚。

「ご自身の経験を踏まえ、眞子さんと小室圭さんの恋愛を否定することはなかったという秋篠宮さまですが、結果的に手放しで結婚を認めることができないほどの大きな問題に発展しました。将来、皇后となる悠仁さまのお相手には、国民から敬愛されることが必須であり、ご本人の恋愛感情だけでは突き進めないと思います」

 かつて『失声症』を患(わずら)った美智子さまや、『適応障害』の療養にあたる雅子さまのように、皇室に“入る”重圧は計り知れない。

‘93年1月、当時の皇太子さまのお妃として雅子さまが内定した皇室会議
‘93年1月、当時の皇太子さまのお妃として雅子さまが内定した皇室会議
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「両陛下や秋篠宮ご夫妻と同様、悠仁さまの結婚は、皇室会議を経て正式に決定されます。会議ではお相手に関する資料が必要になるため、入念な身辺調査も行われるはず。
小室さん夫妻のように、国民の理解を得られたとは言い難い結婚になっては、皇室制度の将来を揺るがしかねませんからね」(宮内庁関係者、以下同)

 とはいえ、15歳の悠仁さまに結婚話が上がるのは躁急にも思えるが……。

「候補者は1人でも多いに越したことはなく、悠仁さまの“お妃選び”はすでに始まっています。“自由主義”の秋篠宮さまが、お見合いのような場をセッティングすることは今後も考えづらいため、ご学友はもちろん、公務やレセプションなどの“きっかけ”を、周囲の人々が慎重に見計らっているようです」

 未来の天皇に訪れるロマンスに“失敗”は許されない――。


小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』(星海社新書)など著書多数

山下晋司 皇室ジャーナリスト。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている