きゅうりとザーサイのスープの材料(2人前)
ザーサイ  20g
きゅうり  1/2本
水     300ml
しょう油  小さじ1/2
塩     小さじ1/8
胡椒    少々

 作り方はかんたん。きゅうりはマッチ棒くらいの太さの千切りにします。

きゅうりの青臭さが気になる場合は皮を剥きます(筆者撮影・東洋経済オンライン)
きゅうりの青臭さが気になる場合は皮を剥きます(筆者撮影・東洋経済オンライン)
【写真】料理工程はこちら!

 鍋に水とザーサイを入れ、中火にかけます。沸いてきたら火を弱火に落とし、1分煮ます。

小さい鍋があると便利です(筆者撮影・東洋経済オンライン)
小さい鍋があると便利です(筆者撮影・東洋経済オンライン)

 きゅうりの千切りを加えて、火を止めましょう。しょう油と塩、胡椒で味を整えます。好みでうま味調味料や顆粒の鶏ガラスープの素をごく少量加えると町中華風の雰囲気が出ますが、ザーサイから味が出るのでそこまでしなくてもいいかもしれません。

きゅうりの代わりに角切りにしたトマトなどもあいます(筆者撮影・東洋経済オンライン)
きゅうりの代わりに角切りにしたトマトなどもあいます(筆者撮影・東洋経済オンライン)

 暑い夏は冷たい料理ばかり食べたくなりますが、体(主に胃腸)への負担を考えると温かい料理も摂りたいもの。前回紹介した(『猛暑乗り切る強い味方「きゅうり」おいしく食す技』)ようにカリウムが豊富で水分補給にもなるきゅうりは夏にぴったりの野菜です。温かい料理を上手に食べて、夏バテを防ぎましょう。

出来上がり。好みでごま油やラー油を垂らしてもOK(筆者撮影・東洋経済オンライン)
出来上がり。好みでごま油やラー油を垂らしてもOK(筆者撮影・東洋経済オンライン)

樋口 直哉(ひぐち・なおや) Naoya Higuchi
作家・料理家
1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。