なぜ第二弾が報じられたのか

“番組の目玉”として三顧の礼で迎えた香川さんに、こちらから“降板してほしい”と言い出すことはまずできなかった。最初の記事が出た段階では、制作サイドのトップはかなり悩んでいたそうですが、非難は覚悟の上で続投を決定しました。ただそういう判断に至ったのは、続報や余罪が出てこないと、確信していたのと大スポンサーのトヨタがCMを打ち切りにしなかったこと、NHKも番組を継続させるとしていたことが大きいです。また、番組に寄せられた意見に目を通すと、香川さんの出演に対する賛否が半々だったのもあります。“第二弾”であの写真が出たことで否定派が急増しましたが……」(TBS関係者)

 そして、ついには番組で香川が話していたように「自ら降板を申し出た」のだという。

インタビュー動画や新型車発表会にも参加している香川照之は、トヨタの顔になっていた(『トヨタイムズ』公式YouTubeより)
インタビュー動画や新型車発表会にも参加している香川照之は、トヨタの顔になっていた(『トヨタイムズ』公式YouTubeより)
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 そして、第二弾を出した『新潮』。香川は最初に報じられた時点で事実を認めて一応謝罪はしているが、なぜここにきて新たな写真を掲載したのか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が解説する。

「第一報が出た後、芸能関係者やマスコミの間では、香川さんは“アウト”だろうという声が多かったんです。ところが番組もCMも継続となった。セクハラに対して厳しく断罪される時代なのに、テレビ局も企業もどうしちゃったんだろうとの声は上がっていましたね。裏にあったのはネット上で意外なほど“香川擁護”の声が多かったことです。特に“高いお金を払って飲みに行ってるんだからそれくらいは許してもいいのでは”とか“ホステスなんだから”という時代錯誤の意見が目立ちました。

 同誌の関係者に話を聞いたら『アンジャッシュの渡部建さんは不倫であんなに叩かれ、仕事を干され、復帰まで相当時間がかかりました。なのに香川さんは何のお咎めもないというのは絶対おかしい。これでいいんでしょうか』と憤っていた。それが第二弾といったかたちで爆発したんでしょう。最初の報道の時点ですでに持っていた写真をここで出したのは世間に訴えたいものがあったからでしょうね

 香川は今回報じられた件だけでなく、複数のお店で“狼藉”を繰り広げていたという。クラブで働く女性たちの恨みを買っていたことは間違いない。余罪がまだ出てくる、そんな可能性もあるという――。