やめてよかった10のこと

 60過ぎたら始めたいスッキリ、 サッパリ! 身軽な考え方

1.《お付き合い》冠婚葬祭を失礼する

 ふだん疎遠な親戚や友人でも、冠婚葬祭となると礼儀で参加するもの。でも、大切なのは形より気持ち。「最初に聞いたときに参加したいと思わなければ失礼する。年とともに多くなる訃報も、葬儀に参列しなくても心の中で故人を偲べばいいのでは」(精神科医、Tomyさん)

 例えば、ほとんど会ったことのない親戚の子どもの結婚式に何日も何万円もかけて出席しなくてもいいのだ。

2.《健康》人間ドックには行かない

 健康管理のために、人間ドックや定期健診のチェックは必須。ただし、それほど身体に不調なく70代になったら、症状もないのに検査を受けるのは時間のムダかも。「出てきた数値の粗探しをして落ち込むよりも、検査を受けずに明るく過ごしたい!」(Mさん、73歳)

人間ドックには行かない
人間ドックには行かない

 知りたくもなかった大きな病気。知ったところでなすすべもなければ、余計なストレスになるかも……。

3.《健康》ダイエットは頑張らない

 50~60代になると、無理な食事制限や運動をしてヤセても、シワが目立ってげっそりしてキレイに見えないのが残念! 足腰に負担がかかるほどなら減量が必要だけれど、ふつうの範囲なら年とともに筋力が落ちないよう、美味しく食べてほどほどに動くのがいちばん大切。

ダイエットは頑張らない
ダイエットは頑張らない

 適度にふくよかなほうが、頬のコケやシワ、たるみが目立たず美しい、という意見も多い。

4.《家族》夫の親への連絡は、夫に任せる

「夫の実家への連絡は長年、嫁の私の仕事だったけれど、親とは各自で連絡を取ることに。固定電話しかなかった時代と違って、スマホを持っているので義両親も直接、息子にかけられるから問題ない」(Kさん、60歳)。夫も積極的に連絡を取り合えば、実の親子同士で言いたいことを言い合えるはず。

夫の親への連絡は、夫に任せる
夫の親への連絡は、夫に任せる

「義両親の方言が聞き取れないのに話を合わせるのが長年苦痛だった」という声も!

5.《家族》子ども、孫、親戚と距離をおく

 子どもの家の手伝いや孫の子守りを負担に感じるなら、ムリに引き受けず断る。「親や親戚にイヤイヤ会いに行ったり世話をすると、気持ちが相手に伝わってギクシャクすることに。身内と距離をおきたいなら、とにかくNOと言う。次第に相手も接してこなくなります」(前出・Tomyさん)

子ども、孫、親戚と距離をおく
子ども、孫、親戚と距離をおく

「60代は孫の相手もできたけど、70代では気力、体力的に無理!」の声多数。先を見越した行動を。