NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に源義高役で出演し、イケメンぶりが話題になったのが八代目市川染五郎。

「父親は十代目松本幸四郎。彼も若いころは息子と同じように“歌舞伎界のプリンス”ともてはやされ、女性関係は派手でした。國學院大學の1年生で18歳のとき、当時交際していた6歳年上の元女優・Aさんとの間に隠し子が生まれており、'97年7月に週刊誌の報道で発覚したんです」(スポーツ紙記者)

 報道のタイミングは、彼にとって最悪だった。

半年前の'97年1月に、寺島しのぶさんとの交際が報道されたばかり。幸四郎さんは父が松本白鸚さん、しのぶさんは父が尾上菊五郎さんと、お互いが歌舞伎の名家出身だったため、幼なじみの関係から交際に発展していました」(同・スポーツ紙記者)

寺島しのぶは「思いが裏切られた」

 菊五郎は激怒するも、幸四郎(当時は染五郎)を忘れられない寺島は交際を続けることに。その後、世間では“結婚秒読み”ともいわれていたが、どんでん返しが起こる。

「'03年1月に幸四郎さんは記者会見を開き、高校時代の友人だった資産家令嬢との婚約を発表したんです」(同・スポーツ紙記者)

寺島しのぶ

 彼の結婚は、寺島にとっては寝耳に水の話だったようだ。

しのぶさんはつかず離れずでも最終的に自分の元へ帰ってくると思っていたので、相当なショックを受けたそう。後のインタビューで“思いが裏切られた”と語るなど恨み節を吐露しています」(同・スポーツ紙記者)

 当然ながら、菊五郎の憤慨はすさまじかった。

隠し子騒動で迷惑をかけたうえに、娘を“ポイ捨て”されたわけですからね。菊五郎さんの音羽屋は白鸚さんの高麗屋と共演NGに。襲名、追善、顔見世といった歌舞伎界全体の催し以外は“完全無視”という状態になってしまいました」(松竹関係者)

 しかし3年後、両家の関係は意外なかたちで修復される。

「'06年11月に幸四郎さんは菊之助さんと、'07年2月には白鸚さんと菊五郎さんが共演再開。3年足らずでスピード和解した背景には、父の白鸚さんの誠意のこもった謝罪があったそうです。幸四郎さんが“天然系”なのも幸いしましたね。どうにも憎めないところがあり、菊五郎さんも怒り続ける気が薄れたのでしょう」(同・松竹関係者)

 寺島も、'07年にフランス人男性と結婚。

「映画で濡れ場やヌードを披露するなど、吹っ切れたように難役に挑戦。今では大女優になりましたね」(前出・スポーツ紙記者)

 元カレの裏切りは、彼女にとっても“芸の肥やし”になったようだ。