'21年12月下旬に不倫疑惑が報道された中村芝翫(57)。'16年、'21年1月に続き3度目となる今回の件で、とうとう妻の三田寛子(56)と別居状態になってしまったという。

「かつての歌舞伎役者の妻は“本気でなければ浮気は許す”という方が多かったんです。そういった姿を実際に見せてくれたのは、上方歌舞伎の大家・坂田藤十郎さんと、元宝塚の女優で後に政治家となり、国土交通大臣も務めた扇千景さん夫妻が最後かもしれません」(芸能レポーターの石川敏男氏)

祇園に通い詰め、芸妓遊びを繰り返したが…

四代目坂田藤十郎の妻である扇千景は、結婚のために宝塚歌劇団を引退し、芸能活動から一時、離れている。

 京都の歌舞伎役者の家系に生まれた彼は“上方歌舞伎”を追い続けた人生ともいえる。

上方、つまり西の歌舞伎は“和事”と呼ばれる、色恋や気品あふれる舞台が盛んで、藤十郎さんも舞台上での女性の色気を追究し続けていました。そんな名目もあったので、祇園に通い詰め、芸妓遊びを繰り返していたそうですが、そんな夫を扇さんは大目に見てあげていたんです」(梨園関係者)

 芸の精進もあって、'94年には人間国宝に指定された藤十郎さん。しかし、御年70を迎えた'02年、その遊び人ぶりが大きく知られることに。

雨が降る京都市内で51歳下の舞妓さんと相合傘デートをしている様子が週刊誌に報じられます。ホテルでの密会中にひと足早く部屋を出ようとする舞妓さんに対して、まとっていたバスローブを脱いで自身の局部を“開チン”する様子なども撮られて話題になりました」(同・梨園関係者)

 衝撃的な写真が世に出てしまった後、即座に会見を開いた藤十郎さんだが……。

集まった報道陣に“元気すぎるのを証明してしまった”とか“一生青春。世の男性も頑張って”と笑顔でコメント。扇さんも慣れっこなのか、会見で“まったく気にしていない”“モテない夫なんてつまらないでしょ”と一蹴し、梨園の妻としてのプライドを見せつけました」(同・梨園関係者)

 その後も、仲睦まじい夫婦だったが'20年11月に藤十郎さんが老衰のため死去。

「死の翌年にお別れ会が催されましたが、扇さんは“寂しい”と涙ながらにスピーチ。ふたりの絆の強さがうかがえましたね」(同・梨園関係者)

 今の時代だったら、笑ってすむ話にはならなそうだけど……。