「リビング葬とは自宅のリビングにいるような雰囲気の中で故人を見送る葬儀のこと。専用の会場もありますが、弊社では自宅で行うお葬式をおすすめしています」

 感情を抑えなくてもよいことが自宅リビング葬の利点。

「ほかの家族に『ちょっと席を外してほしい』と頼めば、ひとりで故人に語りかける時間を簡単につくることができます。涙があふれて人前を避けたい場合も、浴室で顔を洗うなどで対処することも可能」

参列NGを実現させる具体的な方法は2つ

 予算が安くすむのもリビング葬のメリット。

「例えば東京都内では、25~30人収容の式場の使用料は25万円程度が相場。これが自宅なら壁や家具を保護する養生や人件費などの実費はかかりますが、5万~10万円程度ですむことがほとんどです」

 アパートやマンションの一室でお葬式をする人は、実際、増えている。

「自宅リビング葬は自由度が高いのもよい点。故人が好きだったレストランにケータリングを頼み、年代もののワインを開けて、家族と友人で花を手向けて、故人を送り出す、ということもできます」

 参列者について言及していたのは、オードリーの若林正恭(43)。'17年放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で相方の春日さんに「おまえは俺の葬式には呼ばない」と宣言していたが、これを実現させるには?

「まず親族、あるいは事務所関係者などお葬式を執り行う人に、その旨を伝えておく必要があります」

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 エンディングノートや遺言書に書くこともできるが、その場合、保管場所を周囲に知らせておくのを忘れないようにしたい。

「例えば3年後に仏壇のわきからエンディングノートが出てきて、そこに『●●を呼ぶな』と書いてあったのに、すでにお葬式に呼んで弔辞も依頼してしまっていたら、遺族は望みどおりにしてあげられなかったと後悔することに。これは参列者を呼ぶ、呼ばない、のことに限らず、終末期〜葬儀〜供養に関わるすべてのことがらに対していえることなので、気をつけましょう」

 故人の遺志を見落とさないことが大事。なお、参列NGを実現させる具体的な方法は2つある。

「1つ目はその方にお葬式があることを知らせたうえで参列を控えるようにお願いする方法。2つ目はお葬式があること自体を知らせない方法。故人が多くの人の参列を望んでいるなら、特定の人だけに知らせないのは現実的に困難ですから、1つ目の手段をとることになるでしょう」

 一般では2つ目の方法をとる人が今、増えているそう。

「家族葬という形でお葬式を終えた後に、それを周囲に報告するのはよく見かけます」