(左)Before:153㎝で68㎏だったころ。朝から菓子パンを食べ、自炊はほぼナシ。栄養バランスなど一切考えていなかった。(右)After
(左)Before:153㎝で68㎏だったころ。朝から菓子パンを食べ、自炊はほぼナシ。栄養バランスなど一切考えていなかった。(右)After
【写真】横山あやさん、給食ダイエットビフォーアフターと現在の美貌

「給食ダイエットのいちばんの成果は、減量よりも“二度と太らない食生活”を得られたこと。生活習慣病などの対策にも有効。ぜひお試しを」

「給食」ダイエット成功のポイント

一汁二菜でバランスよく

 主食で炭水化物、主菜でタンパク質・脂質、副菜と汁物でビタミン・ミネラル・食物繊維をとるのが基本スタイル。健康的に痩せるためには、エネルギーとなる炭水化物と脂質もきちんと摂取を。そのうえで、余分な脂肪をエネルギーに変えるタンパク質やミネラル、ビタミンをしっかり補う。献立は、主食を決め、次に主菜を肉と魚のどちらにするか、調理法はどうするかを決める。そして副菜と汁物で、主菜には含まれていない野菜や海藻などを使った料理を添える。給食では牛乳がつくが、夕食で飲むとカロリー過多となりがちなのでなし。牛乳を飲む場合は朝食で。

量や調理方法も意識する

 給食を頭に思い浮かべてみて。小学校の小さな机に置けるお盆の上に、子ども用の小さなプレート。それよりやや少なめが適正な量。給食は1食あたり500~600㎉が多く、普通に夕食を食べるよりもずっとカロリーを抑えられる。またランチを食べすぎたときなどは、食材や調理法を変更するといい。例えば豚バラを使った献立なら、ヒレ肉に変える、揚げ物ではなく蒸し料理にする、ご飯の量を減らすなどして1日の総摂取カロリーの調節を。

献立はネット検索を参考にすれば簡単

引用/よこはま食育学校財団、奈良市立東登美ケ丘小学校HPより
引用/よこはま食育学校財団、奈良市立東登美ケ丘小学校HPより

 子どもが学校で給食を食べている場合は、学校から配られる献立表をチェック。またインターネットで検索すれば、各自治体で給食の献立表やおすすめレシピを紹介しているので、それを利用しても。自治体によっては、材料や調味料の分量も公表していて、それらを参考にすればより忠実に給食を再現できる。とはいえ厳密に同じものを作る必要はなく、まねしてほしいのは栄養のバランスやカロリーの目安。家にある食材で献立表を参考に作る、という感じでOK。

汁物→副菜→主菜→主食の順で食べる

 小学校ではそれぞれを順番に食べる“三角食べ”を指導しているが、給食ダイエットは別。まずは汁物から。温かい汁物を先に食べると、内臓温度が上がり代謝が良くなるので、後から入ってくる糖質を効率よくエネルギーに変えてくれる。次は食物繊維やビタミンを含む副菜を。食物繊維を先にとることで、糖質が脂肪細胞に取り込まれるのをブロック。それから主菜。主食は最後に食べるのがベスト。