芸能界で特に仲が良いのが……

 野島氏から演技を学び、アカデミーを卒業して、ドラマや映画に出るように。

 '19年に公開された映画『ハルカの陶』では初主演を果たす。同作の末次成人監督は、奈緒の評判をこう明かす。

「彼女は気さくで誰に対しても壁がない。ロケ先のお店の人とも、たわいない会話で談笑していました。現場を明るくしてくれ、スタッフは“奈緒ちゃんが座長でよかった”と口をそろえていました。陶芸がテーマの映画だったので、オフのときも陶芸の練習をするなど、努力家でした」

 売れっ子になり、多忙の今でも周囲を気遣う姿勢は変わらない。奈緒のマネージャーも謙遜しながら、こう話す。

「ありがたいことに、仕事をご一緒すると必ずといっていいほど、リピートしていただけます。芝居以上に、彼女の人柄がそうさせるんでしょうね。ただ……」

 マネージャーは苦笑いしながら、こんな一面も白状する。

忘れ物をよくするんです。最近は減りましたけど、必ずといっていいほど現場に忘れ物をしていく。帰る前に本人に確認すると“大丈夫です!”と自信満々に言うのですが、何かしら忘れている。あるときは、衣装の靴を履いたまま、帰ってしまい慌てて現場に戻ったこともありました

 芸能界にも友人が多いが、特に仲がいいのが松尾諭。

「数年前にドラマで共演して、意気投合したようです。今では家族ぐるみの付き合いです」(舞台関係者)

 ふたりともお酒が好きで、飲みに行くことも多い。

「松尾さんと一緒に飲んでいたとき、おもむろに奈緒さんに電話をかけて呼び出していました。そうしたら、奈緒さんもすぐにやって来て。松尾さんは奈緒さんに対して先輩風を吹かせていましたが、奈緒さんはそれをおだてながらも聞き流して、好きにお酒を飲んでいる感じ。“私、お酒が本当に好きなんです”と言っていましたから。その日も朝まで飲みました(笑)」(同・舞台関係者)

 どんな話を聞いても、黒白反転していい話!