情報伝達のスピードが以前に比べて飛躍的に上がった現在、芸能人なんて認知されるのも早ければ、忘れ去られるのもあっという間。そんな中で僕のことを覚えていてもらえたのはうれしかったですね」

 実は、この活動再開の前に映画出演のオファーをもらっていたという。

「声をかけていただいたときは本当かな、って。僕でいいんですか?と何回も聞き直しました」

「新恋人なんて考えられない」

 この映画というのはNHK党の立花孝志党首の半生を描く、YouTube発信の映画。その主演を羽賀が務める。

「撮影はこれからです。立花さんはいろいろな意味で元気な人ですから(笑)、批判的なことを言う人もいると思います。でも、党や自分を認知してもらうためには、多少やりすぎなパフォーマンスでもやるべきと思ったらやる人ですよね。そんなパワーのある方の映画に出させていただけるだけでありがたいです」

 起業家として、タレントとして活動を再開した羽賀。今の彼を支えるのは2人の娘の存在だと話すが─。

「出所してから1度だけ会いました。それ以来、もう丸1年、子どもに会っていません。長女が12歳、次女が9歳になりました。元嫁とは直接話すことはできません。弁護士を介して連絡を取らないといけないのです」

60代には見えない容姿は、「刑務所では運動の時間以外も腕立て伏せなどで鍛えていました。ルール違反で罰も受けたけど、身体は維持したくて」
60代には見えない容姿は、「刑務所では運動の時間以外も腕立て伏せなどで鍛えていました。ルール違反で罰も受けたけど、身体は維持したくて」
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 不動産名義を当時の妻に移し、それが“財産隠し”のためと報じられ虚偽離婚とされた元妻との今の関係は、会って話すこともできない状態だという。

「僕が彼女に、きっとイヤな思いをさせたんでしょうね。あんな事件に巻き込んでしまって、お義父さん、お義母さんや親戚にも迷惑をかけてしまったし。結婚していたときは、夫婦ゲンカもしたことがなかったくらい仲が良かったんです。ただ、なんだろう……。今、夜ひとりで自分の部屋にいると、いろいろとネガティブに考えてしまったりすることもあります」

 そんな寂しさをなくすため“新しい恋”には向かわないのだろうか?

「仲間みんなに言われます(笑)。“彼女つくらないの?”“紹介するよ”って。でも僕の中では今、いちばんに考えるのは2人の娘。僕と元嫁の今の関係を、娘たちは深くは知らないと思うんです。特に下の子は“ダディとマミィは今は離れているだけ”と思っているんじゃないかな。

 そんな子が、“羽賀研二に新恋人!”なんてニュースを聞いたらどう思うか。“マミィ、ダディがどうして?”なんて元嫁に聞いている姿を想像するだけで、僕的に新恋人なんて考えられません」