世の人々はどんなリベンジで留飲を下げているのか? そこで、全国の男女1200人にアンケートを実施。あなたの「過去イチの浮気リベンジ法は何ですか?」

 まずは既婚男女の回答を紹介。「平手打ちと小遣い0円」(52歳・女性・専業主婦)、「家事一切を夫にさせた」(51歳・女性・無職)、「電子レンジが40万円の時代に相談せずに購入」(58歳・女性・パート)、「ずっと欲しかったグランドピアノを買わせた」(48歳・女性・パート)と、夫婦となると、ゆきぽよのような激しさはないものの、確実にダメージを与えられるような仕返しが多い印象。

婚約破棄でもリベンジできる!

 さくらさんは「高価なものを買わせる、といったリベンジは遊ぶお金を奪えることにもなりますし、効果的な方法だと思います」と太鼓判。さらに、「リベンジで済む問題ではない」「即離婚」という回答も目立った。

「貯金をすべて自分名義に変えさせた」(55歳・女性・自営業)、「給料の振り込み先を変えて妻が使えないようにした」(66歳・男性・会社員)という手厳しいリベンジも。さくらさんのところにも、徹底的に仕返しをしたという相談者が。

「私のクライアントさんで、浮気が発覚した時点で別居し、夫と浮気相手の双方から慰謝料を取り、さらに別居先のマンションの家賃や子どもの養育費・生活費全般を払わせたケースもあります。浮気した本人は馬車馬のように働かなければならなくなりました。既婚者のリベンジは生半可なレベルでは終わらないことが多いですね」

 とさくらさん。その「離婚せず」の決断は、ある意味、より残酷なリベンジなのかもしれない。

 一方で、結婚生活が長くなると達観の心境になるのか、「興味がない」(68歳・女性・専業主婦)、「浮気は平気」(61歳・男性・会社員)、「忍耐のみ」(65歳・男性・無職)、「知らないふりをする」(72歳・女性・専業主婦)と、熟年の回答はもはや諦めムード。これには「愛情はなくても人生の伴走者として心地いいという夫婦はいらっしゃいます。干渉しないのが最善だという考えも当然あるでしょう」と、さくらさん。

 とことんリベンジをする人もいれば、何事もなかったようにやり過ごす人も。既婚者の男女では話がもつれると離婚や慰謝料という話までに発展するので慎重に事を進めたいもの。ただし、未婚でも婚約関係であれば慰謝料の請求の対象になることもあると、さくらさんは言及する。

「婚約破棄の相場は50万円から100万円くらい。既婚者より低くはなりますが、慰謝料を取ることができればリベンジとしては効果があるといえるでしょう」

 独身女性のリベンジは過激で感情を顕わにした回答が多く見られた。

「スマホの電話帳をすべて消した」(40歳・女性・契約社員)、「ガラケー時代に真っ二つに折った」(51歳・女性・会社員)、「彼のスマホから浮気相手に“遊びだった”と嘘のラインを送った」(59歳・女性・無職)