日本料理のプロに教わる【雑煮レシピ】

【角もちレシピ】簡単“極”うま雑煮<江戸雑煮>

[材料(2人分)]
・切りもち……2個
・小松菜……1/4束
・鶏もも肉……1/4枚 
・ゆずの皮……適量
・吸い地
 だし汁……400ml
 薄口しょうゆ……小さじ1
 塩……小さじ1/5

[作り方]

〈1〉小松菜は湯がいて水に落とし、水けをしっかり絞り、食べやすい大きさに切る。薄口しょうゆ小さじ1(分量外)で軽くあえておく。

《ここがプロテク》
しょうゆであえて水っぽさ減!

〈2〉鶏肉はひと口大のそぎ切りにして、軽く塩(分量外)をふっておく。

〈3〉鍋に吸い地のだし汁を入れて沸かし、鶏肉を入れて火を通し、アクを取る。

〈4〉切りもちを焼いて器に入れ、鶏肉と小松菜を盛る。3のだし汁に薄口しょうゆと塩を加えて温めた吸い地を張り、ゆずの皮をあしらう。

【丸もちレシピ】レンチンでかんたん<白みそ雑煮>

【丸もちレシピ】レンチンで時短<白みそ雑煮>
【丸もちレシピ】レンチンで時短<白みそ雑煮>

[材料(2人分)]
・丸もち……4個
・大根……2cm
・にんじん……2cm
・白みそ……48g
・水……200ml
・だし汁……適量 
・溶きがらし……適量

[作り方]

〈1〉大根とにんじんは丸く型抜きして厚みを半分に切り、耐熱皿に並べる。水をふりかけ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分加熱する。やわらかくなったら薄く塩(分量外)をふる。

〈2〉白みそと水を合わせ、半量程度になるまで煮詰めたら、だし汁を加えて400mlにする。

〈3〉丸もちはゆで、やわらかくなったら大根とにんじんとともに器に盛る。2を注ぎ入れ、溶きがらしをあしらう。

【ゆでるかわりに電子レンジを使ってもOK!】
 袋から出したもちを耐熱容器に入れ、浸るくらいまで水を加え、電子レンジで袋の表示時間どおりに加熱すると、鍋でゆでるよりラク!

丸もちは角もちとどう違う?

「東の角もち、西の丸もち」と言われるように、関ヶ原辺りを境にして、例外はあるが東の地域は角もち、西の地域は丸もちを雑煮にすることが多いとされている。

西日本の雑煮でよく使われる丸もち。ゆでる地域が多いので、今回の企画でもゆでて審査
西日本の雑煮でよく使われる丸もち。ゆでる地域が多いので、今回の企画でもゆでて審査

 日本ではもともと、つきたてのもちを丸く成形していたが、江戸時代、のしたもちを四角く切る角もちが生まれたという説がある。また、雑煮にするとき、角もちは焼き、丸もちはゆでる地域が多く、今回も丸もちはゆでて食べ比べた。