将来的には沖縄に戻って……?

 では唯一、SNSでの発信をしていない新垣は?

「25周年アルバムのアートワークには関わっていたようですが表舞台に出ることはなく、事実上の引退ともいえるでしょう。近しい関係者でも、近況は耳に入っていないそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 それぞれの道を歩んでいるメンバーたちだが、共通する部分もあって……。

まったく違うフィールドでの活動をしながらも、それぞれが地元に関わる仕事をしています。やはり彼女たちの軸には“沖縄”があるのでしょうね」(芸能プロ関係者)

 それを象徴するように、昨年10月には、原点ともいえる『沖縄アクターズスクール』の復活祭で再集結した。

「前出の安室さんやMAX以外にも、DA PUMPや三浦大知さんなど、沖縄出身の人気アーティストの多くが在籍していた『沖縄アクターズスクール』。'02年ごろから実質的な閉校状態でしたが、創設者であるマキノ正幸氏の娘・牧野アンナさんを中心に、沖縄の本土復帰50周年のタイミングで復活祭が行われました。多数の出身者の出演が発表され、その中には島袋さんの名前も。当初は上原さんと今井さんの出演予定はありませんでしたが、出演依頼はSPEEDとして受けていたこともあり、最終的には新垣さんを除く3人でのステージが実現したのです」(地元紙記者)

 このイベントを皮切りに、今年、『沖縄アクターズスクール』が再始動する。

「インストラクターの育成や、生徒のオーディションが行われることが発表されました。これに伴い、島袋さんは同校のインスタグラムに、未来の後輩へのメッセージを寄せています」(同・地元紙記者)

 新たな動きに、SNSでは“令和のSPEED”誕生や、SPEEDのメンバーがステージに立つことを期待する声が高まっているが、その可能性はあるのだろうか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、こう推察する。

「沖縄出身のアーティストは故郷への思い入れが強く、地元とのつながりを大切にする傾向があります。SPEEDのメンバーも、将来的には沖縄に戻って、復活する『沖縄アクターズスクール』を盛り上げるべく後進の指導にあたる可能性はあるかもしれませんね。アーティストとしての恒久的な再始動は考えづらいですが、何かの節目にまた3人が集まることはありうるのではないでしょうか」

 島袋の離婚は、沖縄で再始動する予兆なのかも!?

佐々木博之 芸能ジャーナリスト。『フライデー』元記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中