目次
Page 1
ー 生理グッズでナプキン一筋は卒業 ー フェムケア商品で加齢の悩みをカバー
Page 2
ー 【吸水サニタリーショーツ】更年期世代の生理周期の乱れに便利
Page 3
ー 【月経カップ】日本人サイズ選びと清潔がポイント!
Page 4
ー 【ナプキン】肌にやさしい素材に進化!挟むタイプも
Page 5
ー 【生理お助けグッズ】デリケートゾーンの困り事を解決!
Page 6
ー 老舗フェムケアショップがすすめる“今”イチオシの商品

 ナプキンいらずの吸水ショーツ、膣に挿入して使う月経カップなど生理グッズはどんどん進化中。便利だったら使ってみたいけれど漏れないの?痛くない?などソボクな疑問も……。読者モニターと編集部が身体を張って、徹底検証!

生理グッズでナプキン一筋は卒業

美容外科医の櫻井夏子先生
美容外科医の櫻井夏子先生

「米国では、子どもが小さいころからデリケートゾーンケアを親が教えます。日本ではいまだに生理自体が『恥ずかしいモノ』のように思われがちで、友人同士であっても、どの生理用品が良いなど情報交換をする機会がない。どれが自分に合うのかわからないまま、同じ紙ナプキンだけを使い続けていることが多いようです

 と、美容外科医の櫻井夏子先生は語る。

「日本でも、女性の悩みに寄り添ったさまざまな商品が開発されています。例えばショーツ型の紙ナプキン。私たちのような医療関係者など、トイレになかなか行けない人に重宝されているんです」(櫻井先生、以下同)

 櫻井先生も、吸水サニタリーショーツを使用している。

「ナプキンで肌がかぶれてしまい悩んでいたのですが、吸水サニタリーショーツを使い解消されました。ちょっとした尿漏れに悩む人にもおすすめ。他にも月経カップなど新しい選択肢も出てきているので、自分に合ったものを探してみてください」

フェムケア商品で加齢の悩みをカバー

「女性ホルモンの分泌は20~30代がピーク。40代になると月経はだんだんと不順になります。コラーゲンの生成を促す『エストロゲン』が減少するため、若いころと比べて膣の空洞が広がるんです」

 そのため、最近話題になる月経カップは、40代向きだと櫻井先生は話す。

「月経カップは体内に入れるものなので、着用時間を守り、清潔に管理しないと危険。使用用途をきちんと守れば、月経量などが目に見えてわかり、病気の発見が早まるなどの利点もあります」

 また、膣まわりも乾燥するため、かゆみが出やすい。そうしたときに役立ててほしいのが「フェムケア」商品だ。

美容外科医の櫻井夏子先生に最新の生理用品グッズについて解説してもらった
美容外科医の櫻井夏子先生に最新の生理用品グッズについて解説してもらった

「フェムケア」とは、女性の身体や健康のケアをする製品やサービス。生理用品もそのひとつだ。最近では、月経中のかゆみやムレの不快感を軽減したり、心理的苦痛を和らげる商品や、膣まわりのケアアイテムも増加している。

「自分の性器をきちんと見たことがない日本人女性は多いんです。ちゃんと向かい合い、顔のお手入れをするようにケアをしてほしい。年代的にも乾燥ケアは必須です」

 フェムケア商品を20年以上前から販売するショップ「ラブピースクラブ」広報担当の山本あやのさんにも、今のイチオシを教えてもらった。

「加齢によって緩む『骨盤底筋群』を鍛える最新グッズが出てきています。アプリと連動させて、ゲームをしながら骨盤底筋群を鍛えたりできるアイテムも」

 自分の悩みに合ったグッズを活用し、QOLの向上に役立ててみて!

※価格は編集部調べ