シリアスなシーンの中でもアットホームな雰囲気

 テロリストを演じるにあたって、当然シリアスなシーンも多くなるが、撮影中は和気あいあいとした雰囲気だそう。

例えば、茶鬼役のラバーガールの大水洋介さんの手をあげる仕草に全員がツボって笑いが止まらなくなっちゃったり、すごくアットホームな雰囲気です。特に、ムードメーカーになっているのは真飛聖さん。

 コミュニケーションがとても上手で、真飛さんの温かさが今の現場の雰囲気を作っていますし、私もこんなに楽しく撮影に臨めているのだと思います。逆に、警察側の方々と撮影で一緒になる機会は全然なくて、撮影が始まってから3か月がたってようやくお会いできました。主演の櫻井さんともあまりお話しできていないのですが、鬼グループが和気あいあいと話しているところをニコニコ見守ってくれていて、たまに会話に入ってきてくださいます」

 4月で24歳を迎える浅川だが、インタビュー中の様子からは気負っている様子はなく、むしろ自然体で現場に挑んでいる印象を受ける。役者として数々の作品に出演してきた彼女だが、仕事に対する考え方の変化はあったのだろうか。

「ここ2、3年で自然に楽しんでお仕事ができるようになってきました。それまでは何に対してかわからないプレッシャーをずっと抱えてやっていた感じがしていて。ようやくお芝居を楽しむ余裕ができたのかなって。割と人見知りだったので、頑張ってコミュニケーションを取るようにしていたんです。

 ただ、たくさんの現場を経験して、いろんな人との関わり方で自分なりにスッキリした部分があって、肩の力が抜けたと感じています。今は、余裕を持って現場に入れるから、お芝居をやる上でも“こういうふうにこの人が来るんだったら、お芝居を変えたほうがいいかな。いや、でも、こっちのほうがいいかな”って、考える幅が広がりました。演じることの楽しさみたいなところに近づきつつあるのかな」