本人に近況を聞こうと声をかけた瞬間、踵を返して「助けてぇ~!」と絶叫し逃走。野々村はどこかに携帯電話で電話をかけ始めると「助けてください!」を繰り返しながら、駅近くのスーパーに駆け込んでいった。

警察も戸惑うほどの喚き

「男性が大声で騒いでいたので周囲は騒然。お客さんや店員さんに掴みかかる勢いで助けを求めていましたが、事情がわからないから誰も助けていませんでした」(当時、居合わせた女性)

 客の目など気にせず絶叫しながら店内を走り回る野々村。周囲に危害を与えないように、記者が本人をなだめようとするも意に介さずスーパーを飛び出し、近くの郵便局に飛び込む。あっけにとられている郵便局員たちに事情を説明するためにも、

「一旦、落ち着きましょう」

 と、記者が野々村に声をかけるも、

「半径10キロ以内に入らないでください! 今、接近を控えるように言われてるでしょう!」

 など新型コロナウイルスを意識したと思われる発言で牽制。そうこうしているうちに警察が郵便局に到着し、複数の警察官が暴れ続ける野々村を抑えている間、記者は警察から“とりあえずこの場を離れてください”と、指示されたため、本人から話は聞けなかった。

「警察が何を聞いても”助けてください”と”保護してください”の一点張りでした。 彼らが“落ち着いてください”となだめてましたが会話にならず。最後はなぜか警察に対して”解放してください!”とわめいてましたよ」(一部始終を目撃していた男性)

 あれから約3年。今年2月に自身のSNSで、引き続き取材や出演依頼を迷惑と語りつつも“報酬によっては、快諾もあり得る”と発信するなど、メディア露出への可能性も匂わせる野々村。

 近いうちに本人の口から、あの号泣会見と近況について語られる日が来るかもしれない――。