準強制わいせつ事件のあった整骨院
準強制わいせつ事件のあった整骨院
【写真】うつ伏せになった患者に…容疑者の施術シーン

 事件は新聞やテレビで報じられているものの、同院近くでは「知らなかった」と話す住民が少なくなかった。逮捕後、同院はシャッターが閉められたままで《院長先生体調不良につきしばらくお休みさせて頂きます》と貼り紙があった。冒頭の女性が誤信したのはこの貼り紙のせいだろう。

顔は浅黒くて、胸板が厚くてマッチョ

 別の近隣女性は及川容疑者の印象をこう話す。

「道端ですれ違えば院長から挨拶してくれます。性格が明るいし、日に焼けた顔は浅黒くて健康的。胸板が厚くてマッチョなんです。わいせつな犯行とは結びつきません」

 同院は10年前、もともと建具店だった物件を改良して開院。駅から離れており、交通の便がいいとは言えない。そのためか高齢患者はスタッフが車で送迎していたといい、10代から高齢者まで来院者は多かったという。

「院長の腕がいい。階段から落ちて手をひねったとき、丁寧に施術してくれ3回通っただけで治った。若い男性スタッフよりも院長のほうがパワーがあり、マッサージ中は痛みを感じるが、あとに違和感が残らない。別の箇所を痛めたときは、道端で治療の相談を持ちかけたら嫌な顔をせず立ち話のまま聞いてくれた。本来ならば“院に来てくれ”と言えばお金になるわけなのにね。ハキハキして礼儀正しいスポーツマンという印象だ」(近所の男性)

 その場で「うちよりも別のところにかかったほうがいいですよ」とアドバイスされ、「ある程度治ったらリハビリに来てはどうですか」と提案されたという。