4月18日にスタートするドラマ『ホスト相続しちゃいました』(フジテレビ系)で、EXIT兼近大樹が地上波連ドラ初出演することが発表された。

今春から火曜日夜11時台に新設されたカンテレ制作の30分のドラマ枠です。桜井ユキさんが民放連ドラ初主演を務め、兼近さんはドラマの舞台となるホストクラブの幹部役を演じます」(テレビ誌編集者)

 チャラ芸人で知られるEXITだけにホスト役は適任と思えるが、この発表にテレビ局関係者はこう驚く。

「兼近さんはアイドル顔負けのルックスとあり、EXITとしてブレイクした’19年からドラマや映画のオファーは多かったんです。でもドラマや映画は拘束時間が長い割に、若手キャストのギャラはそう高くありません。

 そのため所属する吉本は、“主演や主役の相手役のような役でないと引き受けない”と、ほとんどのオファーを断ったと聞いています。とある吉本のブレイク芸人がドラマに出演した際は、メイン級の役どころではなかったものの“美味しい役”にするために、原作を改変して犯人役になっていたことも

 相関図などを見る限り、今回の兼近の役どころは4番手あたりという印象だ。今回、兼近がオファーを受けた背景には、あの事件が関係しているとの声も。

昨年5月から全国で発生している連続強盗事件の指南役である“ルフィ”と名乗っていた渡辺優樹容疑者と、兼近さんはデビュー前に窃盗仲間だったことがSNSユーザーの投稿で明らかになったんです。兼近さん自身も知人だったことを認めたことで、決まっていたイベントなどの仕事がキャンセルになるなど、仕事に影響が出ました」(制作会社関係者)

 デビュー前の出来事だったこともあり活動自粛などはまぬがれたものの、「影響は出ている」と前出のテレビ局関係者は語る。

渡辺容疑者との関係が発覚する前に決まっていた仕事の多くは続投していますが、新規のキャスティング会議では“しばらく様子を見よう”“ファミリーや主婦向けの番組にはふさわしくないのでは?”と、起用を見送るケースも増えています。

 吉本も仕事に影響が出ていることは痛感しているはずなので、これまで断っていた俳優仕事も番手にこだわらずオファーを受けることにしたのでしょう」

 意外にもこの路線変更を兼近本人は喜んでいるようだ。

兼近さんはもともと演技に興味を持っていて、ブレイク後にドラマのオファーが多く届いていたにも関わらず事務所の判断で断ったことをかなり残念がっていました。吉本は基本的に2〜3年で担当マネージャーが変わるので、事件の影響もあり、新しいマネージャーが俳優業に活路を見出そうとしているのかもしれません」(放送作家)

 今後は俳優・兼近大樹として見る機会が増えるかも?