女性のデコルテケアは大事!

―――顔以外に、デコルテも骨っぽいと老けて見えますか?

若佐「それはありますね。年齢を重ねて脂肪が少ない人のデコルテは、『残念だな』という印象になりやすい。それをなくすにはある程度ムチっとした体型だったり、シミにも気を遣う必要がありますね」

―――顔だけじゃなくデコルテも大事なんですね。デコルテのエイジングケアはどのような方法がありますか?

若佐「それが、デコルテを若々しく見せるのは、美容整形でもとても難しいんです。みなさんエステに行かれますが、正直エステじゃそこまで変わらず、やはり若いうちから日焼けをしないなど日常的なケアが大切です。体のシミは顔に比べて、皮膚のターンオーバーが遅く、取るのに難航することもあります。デコルテにハリを出すならショッピングリフトでデコルテのリフトアップを行うのも効果的ですね」

―――なるほど! ところで、デコルテもですが歳をとるとパーツが筋張って見えるのはなぜでしょうか?

若佐「皮膚が薄く伸び、ハリも失われ、全体の脂肪が落ちてくるからです」

―――やはり脂肪って大事ですね。では、先生が思うバケモノ級若見え女優は誰でしょうか?

若佐「デコルテ部門は桃井さん。顔は黒木さんですね。中でも黒木さんのたるみの全くないフェイスラインはすごいの一言です。目元もシワシワしていないし、他の方々はある程度の脂肪があるから若さを保っていられているという印象がありますが、黒木さんの場合は余分な脂肪がないのに若さを保てているという印象で、その点がバケモノ級です。大地真央さんも若々しいですし、宝塚出身者は若くなる魔法でも学ぶのですかってくらい!」

―――宝塚出身で言えば、天海祐希さん、檀れいさんも若々しいですね

若佐「檀さんは顎が少し割れていて損をしてますが、これをヒアルロン酸で埋めればもっと美しくなりそうです。若見えと言えば、77歳の吉永小百合さんも82歳のデヴィ夫人も驚きの若さです。中でもデヴィ夫人はデコルテが本当にきれいですね」

―――顔もだけどデコルテも大事なんですね。新型コロナウイルスが落ち着いて、外出も解禁されつつある今。日頃から日焼け止めが手放せなくなりそうです。今年は首回りも気を付けます!

今回お話を伺ったのは……
若佐文(ワカサ アヤ)先生:
久留米大学医学部卒業、久留米大学病院、久留米大学医療センター、嬉野医療センターに勤務。その後大手美容外科クリニック渋谷院院長を経て、令和4年より銀座高須クリニック勤務。二重整形くま取り等目周りの施術が得意。その人の美しさを最大限引き出すため、丁寧なカウンセリングを行っている。日本美容外科学会会員。