また、竹山が浮気をしたころとは時代も違う。ここ数年、世の中では「不倫、ダメ、ゼッタイ」という空気が強まり、そういうことをした有名人は仕事だけでなく、多くのものを失うこととなった。ベッキーは破局、東出昌大は離婚。その点、渡部は仕事はともかく、家庭を失わずに済んでいる。

第2子誕生も「忘れられる」深刻問題

 4月には妻・佐々木希とのあいだに第2子が誕生。

《これからもみなさまからのご声援を大切にし、さらに精進いたします やるぞぉやるぞぉ~》

 と、コメントした。逆風のなか、活動再開を決めたのも、子どもにチャレンジする姿を見せたかったからだと明かしている。

2020年12月3日、都内で行われた謝罪会見で苦しそうな顔をうかべる渡部建
2020年12月3日、都内で行われた謝罪会見で苦しそうな顔をうかべる渡部建
【写真】第2子妊娠当時の佐々木希、“ぽっこりお腹”の貴重なレアショット

 不倫騒動でアンチになった人たちは、こういうところにモヤッとさせられるのだろう。

 ただ、何より驚いたのは、今回の竹山の発言があまり話題にならなかったことだ。これを書いている時点(5月29日)でネットニュースにもなっていない。

 今の渡部に、そこまでの関心はないということだろうか。だとしたら彼は、新たな転機を迎えつつあるのかもしれない。それは、イメージダウンしたまま世間から忘れられるという、最も深刻な転機だ。

 ちなみに『ノンストップ!』の「やめてすっきり」のトークでは、竹山がこんな話もしていた。今の自分は「芸人」をやめ「テレビに出てるだけのただのオジサン」になっているという自虐的(?)分析だ。

 それが彼の生き残り術でもあったわけだが、渡部にはこれも難しい。このままでは「テレビにほとんど出られないただのオジサン」としてやっていくしかないのだから。

ほうせん・かおる アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。著書に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)。