ホーム球場のあった北海道にも愛する味が。旭川市の『クレイジースパイス』という店のカレーが好きで、足を運んでいたという。当時を知る店員に話を聞くと……。

「あのころは札幌ドームが本拠地で、このお店まで距離があるのですが、旭川で試合があるときやオフシーズンにイベントがあるときには、必ずといっていいほど来てくれていました。日本ハムの関係者はよく来店してくれますが、大谷くんは選手の中ではいちばん来てくれたと思いますね。彼は好青年という感じで、お店の人ともフレンドリーにお話をしていましたね」

こだわりの食事・睡眠

 大谷が好きなカレーは?

『トリプルチーズのオムカレー』というメニューにゆで卵とチーズとエビとマヨネーズをトッピングしてよく召し上がっていました。かなりボリュームがあり、タンパク質も結構あるので、身体のことを考えてメニューを選んでいるのかなと思いました」(クレイジースパイスの店員、以下同)

 当時から食事には気を使っていた大谷。カレーと一緒に、よく注文した飲み物も。

ラッシーというヨーグルトドリンクに、疲労回復効果のあるクエン酸を入れたメニューがあるんですけど、それをよく飲んでいました。かなり酸っぱいので、他の方はあまり頼まないんですけど、大谷くんはよく注文していましたね。そういうメニューがあったことも、うちを気に入ってくれた理由かなと思います」

 大谷といえば食事のほかに、1日10時間以上も寝ているなど、睡眠を大切にしているが、そのときにもこだわっているものがある。

「遠征のときにも、しっかり睡眠をとるために、マットレスと枕を持っていっています。日本に帰国した際に、頭の形や肩幅などを測ってオーダーメードで作っているもの。寝違えを起こす選手も多いですが、大谷選手の場合はそういうこともなく、快適な睡眠をとることができているようです」(スポーツ紙記者、以下同)