“SHOHEI売れ”の経済効果

 “愛用品”まで注目される大谷。それを日米のファンが購入する現象まで起こっている。

「ポイフルをもらった映像が広まると、“大谷選手が好きだから”と買いにいく人が続出。CMに出演し、自身も愛用しているKOSEの『コスメデコルテ』の美容液は新規購入者が7割増えたそうです。兜のメーカーにも問い合わせや注文が多く寄せられていて、製作の予定は年内まで埋まっているんだとか」

あまりお目にかかれない、化粧姿の大谷のビジュアルは印象的(コスメデコルテ公式SNSより)
あまりお目にかかれない、化粧姿の大谷のビジュアルは印象的(コスメデコルテ公式SNSより)
【写真】大谷翔平、狩野舞子以外に噂された美女とのツーショット

 こうした“SHOHEI売れ”経済にどれほどの影響を与えるのか。理論経済学が専門で、さまざまな経済効果を算出している関西大学の宮本勝浩名誉教授に話を聞いた。

「昨年の大谷選手個人の経済効果は457億941万円と算出しました。この内訳には、アメリカでの球場にお客さんが足を運ぶ経済効果や中継の放映権料、年俸、グッズの売り上げ、スポンサーからの収入などがあり、日本からアメリカまで応援に行くファンによる経済効果、グッズの売り上げ、日本でのCM出演料などが含まれます。今年に関してはまだシーズンが終わっていないため、計算できていませんが、500億円は超えるでしょう。これは、一人のスポーツ選手としては、最高クラスです

 昨年の数字だけでも日本の阪神や巨人などの人気球団が優勝したときの経済効果と同等だという。今年はそれ以上の500億円を超えるというが、どういった要因があるのか。