「9割方運営側に問題がある」の批判も

 一連の流れに対しSNSでは、彼女の露出度の高い服装を批判する一部の心無いコメントもあったが、彼女を心配する声が多く聞かれた。しかし、その一方で当イベントを主催した株式会社 TryHard Japanに対し、設営の不備やリスク管理不足など、運営の責任を問うネット上のコメントも散見されている。

「一緒に“被害者面”して客を攻める運営側。アーティストの安全を守らず、危険があるかもしれないパフォーマンスを見て見ぬ振りをしたじゃん。あのスペースにアーティストが降りて客を煽る行為は規定上問題なかったのか? 客がアーティストに触れた場合の対応など、詳細なルールがあったのか?ちゃんと公表してほしい」

「触った奴が100%悪いのは当たり前。最悪、怪我や命に関わる事件になる可能性がある。むやみに観客に近づいてはいけないし、ボディーガードも付けずにアーティストを自由に歩かせる運営にも問題があると思う」

「主催者側にも出演者を守る責任があります。観客との距離が近くないと盛り上がらない程度のフェスならやらなくていいし、アーティストもステージから降りなくても盛り上げるようにするべきだと思う」

「9割方運営側に問題がある。演者とファンを接触させたということ。これが一番の落ち度」

「MUSICCIRCUS」の会場(イベント公式ツイッターより)
「MUSICCIRCUS」の会場(イベント公式ツイッターより)
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 実際、当イベント公式SNSや出演者の投稿した当日の写真を確認すると、出演者のいるステージから参加者との距離はあるものの、ステージを降りると阻むものが“子どもの背丈くらいの柵”のみ。柵から手を伸ばすと、近くを歩く出演者に容易に触れることができる距離だ。さらに、警備スタッフも近くに待機している様子はない。この状態では、“警備体制が万全”とは到底言えないだろう。

「今回の件で運営サイドは相当混乱に見舞われているようですよ。DJ SODAさんが声を上げたことも当然想定外のことで、早急に対応しなくては、と声明を出したようです」(広告代理店関係者)