高額当せん者だけに渡される冊子がある!?

 多くの人が、「もしも宝くじが当たったら……」と妄想したことがあるに違いない。

 実際にどんな人が当せんしているのか気になるところだが、2020年度に1000万円以上の当せん金を受け取りに来た高額当せん者(数字選択式宝くじでの当せん者を除く)のデータが、宝くじ公式サイトにまとめられている。

「高額当せん者の方にアンケートを実施し、そのうち回答をいただいた309人(男性194人、女性115人)の結果をまとめています。例えば、購入歴については『10年以上』と答えた方が219人(71%)と最も多かったです。

 また、購入してから抽せんまでの宝くじ券の保管場所については、『机の引き出し』が80人(26%)、次いで『神棚・仏壇』が64人(21%)という結果が明らかになっています」

 当せんした宝くじを購入する際に、何らかの験担ぎをした人は全体の8割以上で、「いいことがあったときに購入した」人は17%もいたという。運気がいいと感じているときに宝くじを購入すると、チャンスが広がるのかもしれない。

 そして、気になる購入場所だが、「西銀座チャンスセンター」をはじめ“よく当たる売り場”が存在する。このカラクリを知るには、宝くじのユニット制を理解する必要がある。

よく行列ができている『西銀座チャンスセンター』
よく行列ができている『西銀座チャンスセンター』
【写真】この冊子をもらう条件は、宝くじの「高額当せん者」になること!

宝くじの抽せん券は、100000番~199999番の10万枚になります。そして、組が01組~100組の100通りあるので、10万×100通り=1000万枚が存在することになります。

 この1000万枚を1ユニットとしてカウントし、各宝くじごとにユニット数が変わります。1等10本というのは、10ユニットを発売することを意味するので、実際には1億枚の宝くじの抽せん券が、全国の宝くじ売り場へ分配されることになります」

 宝くじ券をよく見ると、組の上に「ユニット〇」と印字されているはず。つまり、日本国内に1等の当せん番号を持つ宝くじ券はユニット数と同じ数だけあるということ。

 1ユニットは1000万枚なので、1000万枚近く売るようなチャンスセンターは、確率的に高額当せんの宝くじが潜んでいる可能性が高くなるというわけだ。を追うなら、行列に並んででもたくさんの宝くじ券を販売する売り場へ行くべし。

 高額当せん者には、『【その日】から読む本』という冊子が渡され、みずほ銀行の口座へ当せん金が入金される。

高額当せんしたときのアドバイスが書かれた『【その日】から読む本』
高額当せんしたときのアドバイスが書かれた『【その日】から読む本』

 なお、宝くじは全国都道府県および指定都市の財源にもなるため、購入時に税金を納めているという扱いとなり非課税だ。1億円が当せんしたら、そのまま1億円を受け取れる。しかない。

「東京の京橋に『宝くじドリーム館』という、宝くじの歴史や変遷がわかる資料館がございますので、興味がある方は足を運んでみてください」

 ドリーム館……なんと甘美な響きを持つ資料館だろう。今年はまだハロウィン、年末のジャンボが控えている。そして、もう一度よく自分の宝くじ券のご確認を!

(取材・文/我妻弘崇)