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ー 香川が代役を務めた興行が“大赤字”

 9月13日、歌舞伎役者の市川猿翁さんが不整脈で死去。彼の息子である香川照之もSNS上で、

《多くの人々に愛され、自らしか成し得ない歌舞伎道を最後まで全うしたことは、私にはかけがえのない誇りです》

 と、追悼文を投稿して哀悼の意を表した。

「猿翁さんは、1963年に三代目猿之助を襲名。エンターテインメント性を追求した『スーパー歌舞伎』を確立するなど、歌舞伎界に新風を吹き込み続けました。2003年にパーキンソン病を患ったこともあって、2012年に二代目猿翁を襲名してからは表舞台から遠ざかっていましたが、今日まで彼が頭領を務める澤瀉屋の中心的な存在でした」(スポーツ紙記者、以下同)

 香川と猿翁さんの間には長らく“溝”があった。

「猿翁さんは香川さんが生まれて間もなく、妻で女優の浜木綿子さんの元を離れて、日本舞踊家の藤間紫さんと同棲を開始したんです。そのため父子にもかかわらず長らく没交渉状態。その後、香川さんはテレビや映画を中心に現代劇俳優として活動していましたが2004年に誕生した長男・市川團子くんを“歌舞伎役者として、猿之助の名前を継がせたい”という気持ちが芽生えたことで和解が実現。その結果、2012年に香川さんと團子くんは共に歌舞伎役者の仲間入りを果たしました」

 猿翁さんがこの世を去った今、実子である香川が澤瀉屋を牽引していくのだろうか。

「香川さんは周囲に“これからは自分が澤瀉屋をまとめていく”と語っているそうです。しかし彼は2022年に銀座ホステスへの性加害の過去が報道されたことで一門内での人望は低下。今年5月には、看板役者だった四代目・市川猿之助さんが両親を巻き込んだ心中事件を起こして復帰は絶望的。ボロボロな状態の一門を香川さんが背負っていけるのでしょうか」(澤瀉屋関係者、以下同)

 46歳で歌舞伎界に入った香川は、歌舞伎役者としての技量が追いついていないという。

香川が代役を務めた興行が“大赤字”

再婚報道から間もない8月中旬の早朝、ゴミを捨てに表に出てきた香川照之。ゴミ袋の位置を足で調整していた
再婚報道から間もない8月中旬の早朝、ゴミを捨てに表に出てきた香川照之。ゴミ袋の位置を足で調整していた

「心中事件後の7月。猿之助さんの出演予定だった舞台『菊宴月白浪』の主演を香川さんが代役として務めたのですが、集客は想定の35%ほどにしかならず大赤字。演技力は仕方ないとして、集客力もいまいちとなると、一門の代表を務めるのは難しいかと……」

 歌舞伎興行を取り仕切る松竹も、澤瀉屋に対しての扱いを変えるかもしれない。

近年の猿翁さんは意思疎通が難しい状態でした。香川さんはそれを逆手に取り、松竹側と交渉の際は“父はこう言っている”と主張を押し通していたんです。歌舞伎界に貢献した猿翁さんの言葉とあれば、松竹は無視できませんからね。ただし今後は、そうした猿翁さんの威光は使えないというわけです」

 澤瀉屋の行く末には依然、暗雲が垂れ込めている─。