指南6:おひとりさまでも遺言書を用意すべきワケ

 財産は少なくても!

遺言書は謝礼を届ける最後の手段

 “遺産なんてほとんどない”“相続する人がいない”など、自分は遺言書とは無縁だと思っている人は多いのでは?

 特におひとりさまなら、最後の入院費用や葬儀・納骨の費用、家賃などの支払いを行ってもらえるよう、また遺品の中でゆずりたいものなど遺言で残しておくことが必要だ。また、相続人ではない人に遺産を渡したい場合も遺言書が必須となる。

「配偶者も子どももいなければ、死後事務も遺産も兄弟姉妹にお鉢が回ってきますが、亡くなった人の兄弟姉妹も高齢だと、結局、死後の事務手続きのために動いたのは甥や姪だった、というのはよくある話です。

 最初から、手間をかけてしまいそうな相手に遺産が渡るようにして、“よろしくね”と伝えておくのがお互いにとってよいと思います」

 しかし、せっかく用意しても遺言書に不備があっては意味なし。意思どおりに手続きができるよう、できれば専門家のチェックを経て残すようにするのが望ましい。

死後の処分に困るもの

骨董品、絵画、着物、仏壇、仏具、遺影
趣味のもの(切手やコレクション)、引き出物、日記、写真、手紙、証券など

 できれば本人があらかじめ換金や処分をしておくか、価値のあるものであればしっかり財産として遺言書に書き記しておけば対処に困らない