「市が取り上げて展示するなんて」

「私が見るだけではもったいない!」として別府市役所の正面玄関に飾った長野市長(長野市長の公式インスタグラムよ)
「私が見るだけではもったいない!」として別府市役所の正面玄関に飾った長野市長(長野市長の公式インスタグラムよ)
【写真】「市が取り上げるなんて」物議となった大谷グローブと別府市の市長

「小学校に届けられたはずのグローブを、市が取り上げて展示するなんて、卒業が迫っている小学6年生や学校をないがしろにしているといった、いくつかの意見が寄せられました。ただ、市長はそれらの意見が、複数のアカウントを使った同一人物によるものだと指摘して、さらに“法的措置を取る”とまで匂わせました。ネット上では市長の言動に“やりすぎでは”といった賛否の声があがっています」

 その後、市長はSNSのアカウントを非公開に。展示の経緯や法的措置はどうなったのか。そこで市役所に問い合わせて、市長本人に聞いた。

「グローブは、別府市の教育委員会宛で、市役所に届きました。展示は私の提案で、教育委員会と協議した末に決定しています。1月29日まで展示することを市内すべての小学校に通知した後、反対の意見などがなかったので、現在も展示しています」

 つまり、ずっと展示し続けるわけではなく、あらかじめ展示期間を設けていたという。

「毎月30日に、市内の小中学校の校長先生を集めた定例会があり、そこでグローブを渡す予定です。一般の方からも実物のグローブをひと目でも見たいといった意見が多くありましたので、渡すまで箱に入れたままにしておくこともないと思いまして、展示することにしました」

 ただ、市民の意見に“法的措置”とは、やりすぎといった声もあるが……。

「実は以前から、あるアカウントから迷惑行為を受けていました。それについて、どういった措置を取るか顧問弁護士と話し合っています。なので、大谷選手のグローブの件がきっかけではありません。

 グローブを楽しみにしている子どもたちに早く届けたいという気持ちもあるので、展示期間の短縮を検討しています」

 大谷の活躍は、野球以外でも話題の争奪戦を繰り広げる。