知っておくべき“純アルコール量”

「現在、厚生労働省が掲げる“節度ある適度な飲量”は純アルコール量にして1日平均20g。20gというとビール500ml缶1本程度。日本なら1合。アルコール度数9%のストロング系チューハイなら350ml缶1本で、すでに適量をオーバーしてしまうのです。まずは飲むおの純アルコール量を知って」(栗原先生、以下同)

 純アルコール量とは聞きなれない言葉だが、その計算式はこうだ。の量(ml)×アルコール度数×0・8。つまりストロング系チューハイの350ml缶なら、350×0・09×0・8=25・2gとなる。

「ロング缶だと約40g。テキーラ4杯分の純アルコール量があります。ストロング系はとにかく飲みやすい。テキーラ4杯を飲むのはムリでもロング缶1缶ならなぜか飲めてしまう人は多いでしょう」

一時は酒売り場の大半をストロング系が埋めつくしていた
一時は酒売り場の大半をストロング系が埋めつくしていた
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 “泥酔して変なLINEを送っていた”“記憶をなくし、どうやって家に帰ったか覚えていない”“朝起きたらケガをしていた”といったアブナイ話もよく聞く。さらに……。

「原材料に果汁など果糖が含まれているものは吸収が早く、アルコールとダブルで摂取すると肝臓に負担をかけます。脂肪肝を誘発することも。またウオッカや甲類焼酎など、無味無臭のおが使われているものは原材料も不明なものが多いのに口当たりがよくて気づかないうちに飲みすぎてしまう。これが怖いですね」

 一時は“危険ドラッグ”“飲む福祉”とも揶揄されたストロング系。

「それでも飲みたいときは、炭酸で割って、時間をかけて飲んでください」

 おを飲まない若い人に“カス”などと言われないよう、適正飲を心がけたい。