脅威の努力で東京五輪にリレー代表へ

 しかし池江は驚異の努力を見せ、パリ五輪出場という目標よりも一歩早く、2021年の東京五輪にリレー代表として出場。400メートルメドレーリレーでは決勝まで進出し、《またここに戻ってくることができて本当にうれしい》とコメントも残している。

「池江選手は本当に水泳が好きなようで、惜しみない努力を続けてきました。2020年にはXで、《毎回の練習で、水泳好きだなぁとか、泳ぐの楽しいなぁなんて泳ぐたび思ってるのは、もう完全に水泳オタクだと思う》と投稿。

 さらに2022年にも《努力は必ずしも報われるわけではない。だけどその努力が報われるまで努力し続ける》と語っています。普通の人では考えられないような頑張りだったと思いますが、本人の水泳に対する思いが強いからこそ続けてこれたのかもしれませんね」(前出・スポーツライター)

 選考会の決勝は、18日20時22分ごろを予定している。決勝で派遣標準記録を突破し、2位以内に入れば五輪代表が決定。代表入りとなれば、個人種目では白血病発症前のリオ五輪以来の出場となる。多くのファンの期待を背負って、ぜひその手に五輪切符を掴んでほしい。