2022年時点で指摘されていた虫問題
「万博の会場である夢洲は、もともと埋め立て地であり、海に囲まれた湿気の多いエリアです。今回大量発生している“ユスリカ”という虫にとって、気候条件や風通しの悪さなど最高の環境だったようですね。ユスリカによる直接的な害はありませんが、不快感はもとよりユスリカの死骸などによる、アレルギー誘発リスクの可能性があることが一部の人からは心配されているようです」(全国紙記者)
そんな万博の虫問題だが、実は2022年時点で指摘されていたという。
2022年、大阪の自然環境保全活動などを行う『公益社団法人 大阪自然環境保全協会』がXでツイートした投稿によると
「万博予定地で大阪府レッドリスト生物多様性ホットスポットAランクの#夢洲では毎年大阪市内とは思えないほど多くのユスリカが発生。それが多くの虫や鳥の命を支えてきた。万博協会は、小さな緑地を会場に作るので鳥も大丈夫といいます。でもその緑地には、彼らを養えるだけのユスリカはいますか?」(原文ママ)
と、当時から多くのユスリカが発生していることが指摘され、万博によるユスリカの減少を危惧していた模様。
開幕から「トイレ使用時のわかりにくさ」「入場時の大混雑」と何かと批判の的となることが多かった大阪万博。万博内ではすでにユスリカの対策で業務が発生しているとのことだが、夏の気温上昇でこれ以上虫が増加しないことを願いたいーー。