小室夫妻の子どもが皇位継承に関わる可能性は?
小室夫妻の子どもが皇位継承の議題に関与する可能性の有無について、象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授は次のように語る。
「現在、国会で話し合われている皇位継承に関する議論では、女性皇族の子どもには皇位継承権を与えないことが強調されています。そして悠仁さまのもとに子どもができなかった場合など、継承者がいないという事態が生じた際は、旧宮家皇族の子孫から養子を取る策が有力です。
それすらできなかった場合、小室夫妻の子どもが議題に上がることがまったくないとは言えませんが、国民からの絶大な信頼がある愛子さまやその子どもを飛び越えて、小室夫妻の子どもに白羽の矢が立つことはないと考えています」
皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授も、「一度皇室を離れた女性皇族とその子どもが皇室に復帰することは、現在の皇室典範では考えられない」とした上で、仮に小室夫妻の子どもが皇室に加わった場合の懸念点について次のように話す。
「皇室典範を改正した場合、小室夫妻の子どもが、皇族や天皇になる可能性がないわけではありません。しかし、そうなれば、皇室と国民の信頼関係は大きく崩れると見ています。そうした事態を避けるために、皇室を一度離れた女性皇族やその子孫の復帰を認めないことが、むしろ大事になるといえます」
おめでたいニュースだが、今後の皇位継承の議論に関わる可能性がゼロではないことから、一部の皇室関係者は戦々恐々としている。それにしても、小室夫妻の第1子が生まれた時期は不思議と絶妙だ。
「9月に眞子さんの弟である悠仁さまの成年式が行われます。小室夫妻はそのタイミングで帰国するのではと、かねて囁かれていたのです。成年式の候補時期として、今年の3月と5月も挙がっていましたが、総合的な判断から9月に決まったといいます。もし成年式が3月や5月に行われていた場合、出産前後の子さんが参加することは難しかったでしょうが、9月であれば、子どもを連れて帰国することができるのです」(前出・皇室ジャーナリスト)