「今や、過去のどんなハラスメントが明るみに出てもおかしくない時代です。フジテレビ問題によって、それを再認識させられましたからね……」(テレビ局関係者、以下同)
2024年12月から報じられている中居正広の女性トラブルに、フジ幹部社員が関わっていたとされる一連の問題。
「フジテレビの局内では“上納文化”が根付いていたともいわれていました。第三者委員会による調査が行われ、3月末に公開された報告書では“中居さんによる性暴力があった”と認定されました。こうした調査結果を受けて、フジテレビは改革を進めている一方、中居さんは反論を続けています。トラブルの余波は、まだ続きそうです」
過去を掘り起こされる“大御所”
調査によって明らかになったのは中居の事案だけではなかった。
「“有力な番組出演者”が参加する飲み会でも、ハラスメント事案があったことが発覚しました。その飲み会で、フジの女性社員が番組出演者と2人きりになる状況がつくられ、出演者が突然、下半身を露出したといいます」
後に、この“有力な番組出演者”が「とんねるず」の石橋貴明であると報じられた。
「第三者委員会の報告書によると、この事案が発生したのは10年以上前とのことです。現在、石橋さんは食道がんの治療のため芸能活動を休止していますが、回復して復帰を果たしても、今までと同じように活動できるかはわかりません。
一方、日テレが番組終了の筆頭候補としている『しゃべくり』のメンバーも、今や“大御所”だらけ。石橋さんの事案のように、過去のどんなことが掘り起こされてもおかしくない立場です。もちろん、誰もハラスメントと指摘されるようなことをしていないとは思いますが、フジテレビの二の舞いにならないためのリスク管理の側面があるかもしれません」
テレビに出たい一心で芸人を志したという上田。“好き~!”な番組がなくならないといいけれど……。