ちょっとした隙間時間にできるケアもあるそう。
「同じ姿勢が続くとリンパの流れが滞るので、座り仕事をしていても、30分に1度は立ち上がります。貧乏ゆすりをするのもおすすめ。ふくらはぎや股関節が動くことで、血流が良くなりむくみが軽減します。家の中でやれば誰にも迷惑はかかりませんしね」
「老けを加速させる食べ物」とは
食事では、“タン活”を意識しているという。
「お肌や髪、爪など全身の細胞に欠かせない栄養素なので、タンパク質は多めに食べるように。ご飯やパンは半分にして、そのぶんチーズや卵をプラスします。あとは、良質な油も重要。脂質は太ると避けている人もいますが、酸化しにくいオリーブオイルやココナツオイルなどの植物性の油は、肌の基礎である細胞膜を作るのに欠かせないので毎日とっています」
逆に、ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉は、極力避けているそう。
「普通のお肉よりも添加物や塩分も多く、老けを加速させるので食べません。あとは、ブドウ糖や果糖など、砂糖がたっぷり入っているジュースやお菓子も、老化物質のAGEs(終末糖化産物)を生成してしまうので、とらないようにしています」
その日のむくみはその日のうちに解消!“こっそり貧乏ゆすり”がおすすめ
「背もたれを使わずに、背筋を伸ばした状態でイスに座り、両足を床につけます。次に、かかとだけを浮かせたまま、膝を上下に1秒間に3回くらいのスピードで揺らし続けて、まずは5分ほどやってみてください。意外と疲れますが、ふくらはぎの血流がよくなって、翌日の脚や下半身のむくみ具合がぜんぜん違いますよ!」(中野さん)
若さとほっそり脚をキープする 3つの美習慣
1・「タン活」で代謝を上げ脂肪を寄せつけない!
程よく筋肉がついていると、身体の代謝も上がり、痩せ体質に。主食の量を半分に減らし、チーズや卵など、タンパク質を多く含む食材を1品プラスして、毎食とるように。
2・「良質な油」で肌の潤いをキープ
敬遠しがちな脂質は、肌の基礎である細胞膜を作るのに必須なので、足りないとカサカサに。オリーブオイルやココナツ、アボカドなどの良質な油ならとってもOK。
3・「美姿勢」で歩くと余計な肉がつかない
姿勢が悪いと、本来動かすべき筋肉が働かず、その周りに脂肪がつきやすくなる。首と背骨をまっすぐにして顎を引く、モデル歩きの習慣を続ければ、姿勢もよくなり一石二鳥♪
トータルビューティークリエイター。26歳でレンタルブティックの会社を立ち上げる。現在は、女性のためのメイクレッスン、ダイエットサポートなどを行う、「中野ちさと美容道場」を主宰。インスタグラム(@chisato_nakano)などで67歳の美容インフルエンサーとしても活躍。著書に『40歳からでも遅くない ちさと流 最強美脚メソッド』(エッセンシャル出版社)ほか