目からウロコのさずかりアドバイス
身体に複雑な歪みを生じさせるのが足を組んだ座り方。もともと身体が歪んでいる人は、歪んでいるからこそ無意識レベルで足を組んでしまいがちに。
ただし、足を組むことは必ずしも身体に悪いとは限らず、骨盤を立てた状態で足を組んでいるならば、足を組んでも問題はなし。
身体の歪みがなくなると、自然と足を組むことがなくなっていくため、座るときは骨盤をしっかり立て続けることを意識して、歪みの改善から始めてみて。
キッチンで調理や洗い物をするときは、片方の足に重心がかかっている、シンクにおなかをつけて反り腰になり、猫背になる、といった姿勢の歪みが発生しがち。
その結果、腰痛が起こる可能性が。歪まないよう骨盤を立たせて重心を安定させるためには、足を開いて立つのがおすすめ。
包丁で食材を切る際に、身体を斜めに向けたほうが切りやすい人は、身体を斜めにするのではなく、身体はまっすぐのまま素材を斜めに置いて歪みを予防しよう。
取材・文/紀和 静
あおやま・よう 1984年生まれ。専門学校卒業後、理学療法士として都内の病院で13年間勤務。2020年に「女性から、世界を幸せに」というコンセプトで、東京・練馬区に産前産後の女性のための整体院を開業。'23年に店名を「AOYAMA STYLE」に改名。身体が誤って記憶してしまったボディイメージを最善かつ最速で修正し、無駄な通院を要さずに回復への道筋をつけることをモットーとしている。https://mama-salon-aoyama.com/