また、彼の場合も特筆すべきは優しさ。
「(松本)伊代さんとの夫婦関係を見ていると、本当に優しくて和みます。伊代さんがいつまでも可愛らしいのは、ヒロミさんのおかげという部分も大きいのでは。またバラエティー番組でも、例えば松村沙友理さんを毎回すごく褒めたり。後輩のアイドルにも躊躇なく言葉で表してくださる優しさ、懐の大きさをとても感じます」
ランキング圏外もアウトドア“ガチ勢”が続々!
そしてラストはやはりこの人。ヒロシ(53)が99票の圧倒的得票数で1位に。'04年に「ヒロシです……」でブレイクし、その後低迷期を迎えるも、'15年に始めたYouTube「ヒロシちゃんねる」のキャンプ動画で再ブレイク。
ソロキャンプの本や『ヒロシのぼっちキャンプ』(BS-TBS)という番組も大好評で、今や芸能人キャンパーの第一人者。
「キャンプに詳しいし、お互い干渉せずに過ごせそう」(長崎県・52歳)、「たくさんしゃべる相手は疲れるので、口数の少なそうな朴訥とした人柄から選びました」(広島県・48歳)、「全部やってくれそうだし、適度な距離感で黙っていてくれそう」(山形県・56歳)、「ボソッと面白いことを言ってくれそう」(東京都・60歳)
など、キャンプの実力と控えめなキャラが人気の決め手のようだ。
「ヒロシさんはもうプロフェッショナル。知識と経験がケタ外れですから、文句なしの1位でしょう。ご自分の場所をキャンプ場に見つけたという感じで、淡々とやってらっしゃるのがすごく素敵ですね」
そして、非常に物静かなのも大きな特長。
「一緒にいてしゃべらなくてもいい人って、いちばん気心が知れてる人だと私は思うんです。ヒロシさんとなら、静かにキャンプファイアの火を見つめたり、ゴージャスじゃない正統派なキャンプ飯を静かに作って食べたり。大自然の中で静かに癒されたい人には、最高のお相手かなと思います」
6位以下にも強者がズラリ。
「東出昌大さんはもうアウトドアを超えているというか、実際に山で生活されているので腑に落ちますし、工藤阿須加さんは農業にしっかり取り組まれていますよね。
バイきんぐの西村瑞樹さんはYouTubeやテレビでキャンプ番組をやっていて、ヒロシさん同様プロフェッショナル。おぎやはぎさんもキャンプ番組をやってらっしゃいますね。このおふたりは、こちらが失敗したら厳しくツッコまれそうな感じもしますが(笑)」
総じてアウトドア関連に強い本格派がそろった今回の結果に、「クマが出たり水難事故が増えたり、アウトドアは最近ますます気をつけなきゃいけなくなっているので、知識や経験が豊富な方々が入ったのは、すごく納得です」と山田さん。
残り少ない(と思いたい!?)夏、これからキャンプに行かれる方は、どうぞ安全第一で楽しい思い出づくりを!
取材・文/今井ひとみ
山田美保子 放送作家、コラムニスト。テレビ・ラジオのコメンテーターとして『サンデージャポン』(TBS系)などに不定期出演中