「お金を貢ぐ人」は“無価値観”を抱えている
女性YouTuberは三山さんに対し、結婚詐欺という言葉を使っていましたが、2025年5月31日配信の『週刊文春 電子版』での女性YouTuberの告白記事を読む限り、女性が三山さんにお金を使ったのは事実だけれども、三山さんが結婚をエサに搾取したわけではない、つまり結婚詐欺ではないという印象を私は受けました。
たとえば、女性が三山さんにお小遣いを月に200万円あげるようになったきっかけは、三山さんが仕事のことで悩んでいたとき、気晴らしのために買い物をすれば?と現金とカードを渡したことだそうです。女性はクレジットカードも三山さんに渡していたそうですが、その理由として、後輩に食事をおごるなどして、見栄を張ってほしいからと説明しています。
この他にも「家族として認められたかった」という理由で、三山さんのお母さんの歯のインプラント代も負担したそうです。これらのエピソードだけで判断するのなら、三山さんが「結婚を理由にカネを引っ張った」というより、女性側が積極的に貢いだ印象を受けます。
仕事の悩みは買い物では根本的に解消されないと私は思いますし、後輩にご馳走して見栄を張ってほしいというのは、実は三山さんのためではなくて自分が役に立つ存在であると示したかったからではないでしょうか。また、結婚もしていない段階で、三山さんのお母さんの治療費を女性YouTuberが負担する意味が私にはわからない。一言で言うなら“やりすぎ”だと思います。
好きでない人にお金を使う人はいないでしょうが、「お金を使いすぎる人、物をあげすぎる人」というのは、実は相手を愛しているというよりも、自己評価が低く、“無価値観”を抱え、それ故に強い支配欲を持っていると言えるのではないでしょうか。素の自分で好かれる自信がないから金品を与え、相手が離れていかないようにつなぎとめようとするのです。もし相手に逃げられると「あれだけやってやったのに」と爆発し、ますます自分に自信をなくしてしまいます。そういう人には金品目当ての人が寄ってくるので、お金をあげすぎては裏切られるという悪循環にはまっている気がするのです。